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ちょっと変わった話を差し上げます  作者: 武佐井 玄
赤信号を無視しないでください
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ママは家にかえって、僕ひとり、病院で夜を過ごすことになった。


明日は退院できる。ということは、学校へ行かなくていいってことだね。ラッキー。


スマホを取り出して、キミチューブにあるお笑い映像をみまくった。


こんなにもゆったりできるなんて、まるで休日だ。おやつも必要だと思って、買いにいくことにした。


売店はたしか一階にある。ここは二階だから階段を歩いていこうか。


めまいで倒れたけど、体はそんなに悪くもない感じがする。


階段を降りながら何を買おうか考えると、あっ!


足を踏み外した、かと思うと階段から転がりおちた。


近くにいた看護婦さんが慌てて走ってきて、僕の様子をみてくれた。


「足首を捻挫したらしいですね」


腫れ上がった僕の足首をみながら、看護婦さんは言った。


「とりあえず、病室にもとりましょう」


「はい、それより、明日退院できますか?」


「できますよ。ただ、無理に動くのはダメですけどね。先生に手当てしてもらいましょうね」


なんか、子供扱いされてるけど、気分は悪くない。


看護婦さんに担がれて自分の病室に戻ってベッドに座ってお医者さんを待った。


あくびをすると、なぜか体が急にだるくなってきた。今日はどうしてだろう。


僕はそのまま寝てしまった。

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