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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

愛し子

作者: ゆきの

かわいい かわいい 私の娘


名前は 何にしようかしら


私は 桜が一等好きで


貴女のことも 一等好きで


ふゆに生まれる 貴女の名前


「桜」にしても良いかしら


ああ とても とても 幸せで


ああ とても とても 愛しくて


それがなんだか さみしくて


それがなんだか せつなくて


気づけば 私は泣いていた


ぽろ ぽろ ぽろ ぽろ


滴が落ちる


子供の頃に 母にもらった万華鏡


くる くる くる くる


まわして


きらきら光る


あの時の


夢のような心持ち


ある日落として壊れてしまった


あの時の


虹が凍って砕けたような心持ち


何故か それを思い出して


ぽろ ぽろ ぽろ ぽろ 


泣きながら


私はふふふと微笑いました



ああ かわいい かわいい


私の娘


からっぽのお腹をなでながら


私はいつかに夢を見る…

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