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第19話 虹の蝶の恋模様


 『影の悪魔』を倒したマキナ達4人。

 気絶した団員達にマキナ特製の魔導錠(まどうじょう)を手足に取り付け、自由を奪う。


 カチリ!


「これでよし、と」


 漆黒のルゴスに取り付けたマキナが呟く。これで全員だ。


「こんなのも作れるようになったんだねマー兄」


「武器だけ作るのが鍛冶じゃないからな」


「正直頑丈そうに見えないわよこれ?」


 ステラのいう通り、彼の魔導錠は黒い水晶のような素材で作られた以外は普通の手錠にしか見えなかった。


「S+の魔石で作った魔導錠だ、鋼の手錠に付与(エンチャント)した物とは耐久性も魔力耐性も別格だ」


 マキナは実際に検証してみたが、最高威力の破壊棍ダモクレスでも破壊出来なかった。


 もしかして、と言ったベローネが続ける。


「魔石採掘の際に余分に採取していた魔石を使ったのか?」


「そう、それだ」


 ワイバーン討伐の後、ついでにマキナは自分の分を採っておいたのだ。


「何のこと?」


 ?を浮かべたステラは口を開く。


「このストームブリンガーを作ってもらう為にマキナに魔石採掘の同行を頼んだのだ」


 黒き剣身の退魔剣、ストームブリンガーを見せるベローネ。


 ステラにはとある日を思い出していた。


 ギルドホールで朝から昼まで約5時間粘っていたがマキナが来なかったあの日を。


 アリアの「マー兄ならベローネさんと一緒に早朝から出発したよ〜、2人でロマーレ山脈に行くんだって!」という報告で膝から崩れ落ちたあの日を。


「あ、ああ、あの日ね……」


「マキナ、改めて礼をいう。君がいなければ今の私はないだろう」


「大袈裟だな」


「決して大袈裟ではないさ、一般的に剣士にとって距離をとって放たれる魔法は脅威になる。今だってヤツらの魔法に対処出来たのだ、本当にありがとう」


「武器は最終的に使い手が物を言うんだ、俺はあくまで作っただけだ」


「ふふ、強情だな、君は」


 ベローネの口が緩む。


「そういう所、私は好きだぞ」


「な!?」


 突然の言葉に思わず驚いてしまうマキナ。


「ええ!? ベローネさん大胆!!」


「ッはあああああああああ!?!?」  


 自分の口を抑えるアリア、

 そしてステラは言われたマキナ以上に叫んだ。


「こんな時に何言ってんのよベローネ!? アンタ時と場合っての考えなさいよ!!」


「私ベローネさんみたいなお姉さんが欲しかったんだ〜! 賛成賛成!!」


「よくない! 不純よ不純! 大反対!!」


「……私は何か不味いことでも言ったのか?」


 ポカンとするベローネ。

 魔石採掘の時といい、今の反応といい、マキナには何となく理解できた。


 決してこれは男女の『好き』でないと。


「あー、まてステラ、これは違う、多分違うやつだ」


「おかしい、絶対おかしいわよ! 意味分かんない意味分かんない意味分かんない!!」


「1回落ち着け! お前も何でそんな慌ててるんだ!?」


「ふぇ……!?」


 腕を掴まれ、マキナと向かい合わせになるステラ。


「は、はへ」


 ボンッ! と顔を真っ赤になると手を振り払うステラ。


「なんでもないわよ! 変な事言うから気が動転してごにょごにょ……」


 背中を向け、自分にしか聞こえない音量で呟くステラ。ギルド協会の事後処理部隊が来たのはその30分後だった。



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