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おばあさんは・・・知らない
あるある展開ですね
目の前に現れたのは巨大な美女。
もう一度言おう。
巨大な、美女。
「おはよう、天音ちゃん。ママですよ~」
あまねちゃん?まま?彼女は何を言っているのだろうか・・・
それにしても彼女は何を食べてこんなに大きくなったのか。なんとまぁ、その、ご立派な・・・
なんて考えている間に美女が私に向かって手を近付けて来た。大きな手が顔面に迫ってくる様は正直言って恐怖だ。ただ、不思議とそれをこの体は受け入れているようで、さしたる抵抗もなく私はその手を受け入れた。
「ん〜。お腹空いちゃったのかな?それとも・・・」
私の頭を優しくなでていた美女の手が下に向かっていく。
えっ、いやっ、ちょっ!
あの、そこはっ!
待って!
いやぁあああああああああああああ!!
〜しばらくお待ちください★〜
あは、あははっ
大泣きを見られる以上の屈辱・・・
もうお嫁に行けない・・・いや行ったけれど。
「大丈夫だったけど。一応変えておいたから安心ね!」
美女はにこやかに笑っている。
先の暴挙などなかったかのようなふんわりとした笑顔で。
あゝ、無情。
誰もが通る道さ(*´・д・)ノ(pωq。)