表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

地獄転送者になっちゃった!?

都会からかなり離れた田舎町……

とある普通の中学校で……



「美歌!僕大会に出れるよ!」

「おお!凄いじゃん!私応援してるね!私多分ベンチ」泣

「ごめん……ごめんなさぁぁぁい!!!」汗


とある普通の中学生


彼女の名は玲、隣にいるのは玲の親友美歌。

2人はとても仲のいい普通の学生。

玲は“平凡な中学生”。

だが、数時間後彼女は“平凡な中学生”を辞めることになる………


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20xx年06月xx日午後6:45


「ふぁー部活終わったぁ…帰ろー」

僕は玲!普通の中学校かな…普通すぎて暇だぁ!

「玲!またね!」

「うん!」

一様女子バレーボールに入っている、部員は12人!先輩と含めてね!親友の美歌も部員。

今日は美歌は家の用事で先に帰宅した。

今日は久しぶりに1人で家に帰る。

「何か面白いことないかなぁ……」

《そこの君!普通が嫌いなの!?》

知らない人に声をかけられた汗

「誰!僕に何の用事!?」汗

声からにして男、見た目はザ・怪しい人

黒いマントに黒の靴。フードを深くまで被っている。

《俺と契約すれば普通の生活とおさらばだぜ!?》

「ホント!?その話聞かせてもらおうか!」

自転車を止めてサドルに座る。

《俺が見えてるのか…なら話は早い!俺と契約してさ地獄転送者になってよ!》

「ジゴクテンソウシャ?何それ!?面白そう!」

《つまり、悪霊とか、化物とか、ある時は罪人を地獄へ連れて行って駆除すること!たまに天国への仕事があるけど……》

男?は何故か天国という単語の時だけ小さくなった。

「あ、それで?」

《なってくれる代わりに、願いを叶えてあげるよ!限定2つまで!そして仕事のやり方は戦うこと!》

「戦う?」

僕は戦うという単語に強く反応した。

《そうそう!地獄転送者は一人ひとりに合った武器を使って戦うんだよ!で、武器は体内にある“霊球体”を取りだして使うんだよ!出せるようにするにはこの石》

男はポケットから石を取り出した

《これ、霊球石にして使うんだ、霊球体は一度出すと戻れないからね、それに、離れたら死んじゃうからね、それで、霊球石にしてはなれないようにするんだ!》

「へーいいじゃん!武器って?」

《武器は人それぞれ、二つ持つ人も入れば素手の人もいる!霊球石によって決まるね、》

「やるやる!面白そう!」

僕は調子に乗ってやる事にした。

《じゃもっと詳しく言うよ?手とか足とか無くなっても霊球石が壊れない限りすぐに治ります!霊球石が割れたり黒くなったらゲームオーバー!》

「まってまって!黒くなるってどゆこと?」

黒くってどうしたらなるの?

《あ!わすれてた!悪霊とかが落とす零石で石を綺麗にしないと黒くなってくるんだ、黒くなったら鬼になっちゃうね、ま、鬼になっても普通に生活できるから安心して!》

「ほ、ほお、なるほど」

僕なら出来るかも!

《あとは、絶対無くさないこと!まぁ、後から分かっていけばいいもんだから儀式やる?》

「もちのろん!」

僕はgoodサインを出した。

《その意気込みなら楽しめそうだ!じゃ!行くぞ!》

「おう!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《地獄転送者玲を迎えることにする。パートナー役は我鬼神セレンが引き受けよう、今日ここに地獄転送者として生まれ変われ!》

男は呪文?らしきものを唱えて僕の額を彼の額とくっつけた。

「ひゃっ?」

《大丈夫霊球体を取り出すだけ安心して》

数秒後彼は額を離した。話すと同時に水色の光が出てきた。

「なにこれ?」

《霊球よ…霊球石となり、身体を守りたまえ!》

きゅいぃぃぃぃぃん!ポンッ!

「ふわっ」

《成功!よろしく主!》

バタンっ!

僕は何故か倒れてしまった。

《ありゃ、ま、最初はそうなるさ…家に連れてくか》

鬼神セレンは僕の家に自転車と僕を運んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あれ?」

《起きた?早いね!もうすぐ家に着くよ?》

「あ!今何時!何時何分何秒!」

《えーと午後6:53:56だよ?》

「え?あんなに色々したのに?」

《あ!時間止めてたから大丈夫だよ!》

とりあえず安心した。

「えっと、君名前?教えてくれない?」

《自己紹介がまだだったね!俺はセレン!鬼神!》

「ほ、ほぉ、私は玲!女子バレーボール部!」

《玲ね!ま、知ってるけどよろしく!ところで、願い事は?》

僕はもう決まっている!

「一つ目は!不老不死!二つ目は絶対に黒くならないし割れないようにすること!」

うん!完璧な考え!

《え!ほぼ無敵じゃん!ま!いいけど》笑

すると周りに白い玉が出てきた、玉は僕の体にすーって入って消えてしまった。

《ほい、終わり!じゃ頑張ってね!俺はいつでも隣にいるからな!あ!普通の人には見えないから!》

普通の人にはみえないんだ!なら家に入れることが出来る!

《君の方に乗れるサイズになるか…》

セレンはそう言って小さくなった、そして僕の方に乗った。

「え!小さくなれるの!?便利だなー」

そうしているうちに家に到着した。

自転車を置いて、家に入る。

ガラガラ

「ただいまー!」

「おかえりぃお風呂行きなさい」

僕は洗濯物を取りだして脱衣所に行った。

《じゃ僕は主の部屋に行っとくね》

「りょ!じゃ」

僕は急いでお風呂などを終わらせた。

ジャーーーキュッ

「ふぁぁーいい湯だな〜……んっ?」

身体の太もも部分には謎の刺青が入っていた。

さらに、右手人差し指の爪には薔薇の模様が入っていた。

「嘘ぉぉぉん!」

これじゃ部活着を着ても隠せない!やばい!

とりあえず僕は急いでお風呂から出てご飯を食べて自分の部屋にダッシュで行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ガチャンっ!バタンっ!

「セレン!刺青とか爪とかやばい事になった!これじゃ部活着で隠せないよ…」

ベッドの上で寝ている小さい鬼神。

《あ!それ?大丈夫だよ!普通の人にはみえないから!》

「あ、そうなのか、ならいいや!」

《あと、力加減とか、気をつけてね?人以上もしかしたら神以上の身体能力と治癒能力を手に入れたんだから?》

「ほ!ほんとに!?やば!」

てことは、サーブとかビュンっ!て打てるのかな?スパイクとか!

《よし、じゃあ仕事に行こうか?》

「あ!石は?」

《君の爪の紋章を擦ってみて》

僕はすっと撫でてみた、すると

ぼふんっ!

「え!?」

手の中には無色透明の綺麗な勾玉があった。

《無色透明!?凄くレア!てことは!変身して!》

「変身?えーと、どうやれば?」

僕は全く意味がわからない汗

《石を上に投げて!》

僕は言われた通り投げると水色の光が僕を包んだ。

数秒後…………

「ええ!」

僕の服装は……和服をイメージしている衣装になっていた、でもうごきやすくなっている…靴は……まさかの裸足……全体的に黒をモチーフにしている……手にはなんと武器が!

《多分二つ武器が!》

手には大釜と斬馬刀。

「カッコイイぃ!よし!行こ!行くんだ!レッツパーティ!」

僕はハイテンションになって窓から外へ出た。

《じゃ、霊球石を手に持って!光ったところに結界がある!》

「石どこ!?」

僕は石を探した。

《衣装の一部だよ?》

「あった!」

手の甲にはめられてた。形は剣をイメージしているっぽい。

僕はとりあえず近くをふらふらしていると霊球石が強く反応した。

《ここだ!》

「てやっ!」

僕はとりあえずいつも男子におみまいしている蹴りをくりだした。

すると、ぱっくりと裂け目が現れた。

《ここだよ?さぁ!入って!》

「了解!」

ブゥンッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結界の中はとても薄暗くホラーだ。

すると、変な生き物が僕達を囲った。

「てんめぇらじゃまぁだぁっ!」

僕はそいつらに問答無用で大釜を振るった。

「ギャンっ」

「ぎゅん!」

変な物は一瞬で消えてしまった。

《つ、強いね!この層はもう敵はいないから次へ行こう!》

僕は近くにあった扉を通り抜けた。

「え?一気にボスなの?」

《嘘!ホントだ!頑張ってね!》

僕はセレンに反論したかったが、攻撃が来たので僕も反撃に入った。

「てやっ!とぉっ!」

「ぎゅるんんんん!」

僕は速く倒そうとするが、自分より大きくなかなか時間がかかる。

「これで最後だァ!」

相手を“殺す”感覚で確実に倒した。

《お疲れ様!じゃ零石をとって転送しに行こうか》

セレンは黒い渦を出した。

「これ?まこれでいいかおっけ!」

ヒュンッ!

僕達はもといた場所に立ていた。

《お疲れ様!主はそれをお守りにでもしたらいいよつかうひつようがないからね、あと、変身を解いた方が》

「うぁ!これじゃただのコスプレしたひとじゃん!」

僕は心の中で“解除!”と叫ぶと自然に普通の姿になった。

《さっきのは悪霊の使い魔かな?でもかなり上のだったね》

あれで使い魔なんだ汗

「とりあえず帰ろ!」

《そうだね、》

僕は身体能力がどれぐらいかはかるために屋根の上を走って帰った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガラッ!

「よし、宿題して寝よ!」

《明日も宜しくねー!主体調崩さないように》

机に座って宿題という敵を攻略していった。

ーーーー1時間後ーーー

「終わったぁ!そして寝よ!」

《じゃ隣で寝るから主!》

え!?こいつ僕のベッドに!

「ちょっとまったぁ!!僕が壁側ね!」

《はいはい、わかったよ主》

数秒後僕は夢の世界へと旅立った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日の朝 6:00

「玲起きて!朝よ!ほら、6時よ!」

叔母にたたき起こされた。お母さんはいない……

祖父祖母父僕の4人ぐらし……父は最近帰ってきた。

《おはよう主、》

「今行く!セレン、おはよ!」

僕はリビングにダッシュで行き、ご飯を食べて歯磨きをして、着替えなどを済ませ部屋に戻った。

《朝から戦う?》

セレンは元の大きさに戻り窓を開けた。

「行くっきゃないでしょ!」

僕は窓から外に出てその途中衣装チェンジをした。

《ナイス!主!》

仕事の仕方を完璧にこなして結界に侵入した。

「さぁ!バンバンやっちゃうよ!」

斬馬刀を振り回し敵を倒していく、昨日より凄く強くなっている。

《あー悪霊か鬼神のお出ましだね!ファイト!》

「え!鬼神?」

僕は鬼神と聞いて不思議に思った。

《悪いことをする鬼神もいるんだよ、僕みたいなやつはまれだね、》

「へー…あ!あと知りたいことがあるから後で教えて!」

《いいよ》

僕は最深部へ突入した。

《にんげんがなんのようじ!》

最深部には僕より小さいツノの生えた人?だった。

セレンみたい笑

《笑ってる場合じゃないよ!主!》

「そうだね!よし、ごめんね殺らせて貰うよ!」

カキィィィィィンッッツ!

刀と斬馬刀が重なり合った、

《まさか、じごくてんそうしゃ?やだよ!ぜったいかえりたくない!》

「でも、悪いことしてるから」汗

《ん?主、こいつ、悪霊に閉じ込められてるだけかも!》

「嘘ぉ!?」

僕は斬馬刀をおろし、聞く事にしてみた。

「君、ひょっとしてここに閉じ込められてる?」

《え?う、うん。ぼくここからでれない、ぬしさまにでるなって……》

《あちゃー!闇落ち鬼神地獄転送者かぁ!》

「長いわ!」

要するに鬼神になってしまった地獄転送者?

「僕と来る?ここから出れるようにするけど?」

《ほんとに!ついていく!ありがとう!》

《大丈夫なのか?主?》

僕はセレンをほっておいて親玉の所へ向かった。

数分後………

「転送者!俺を殺しに来たか!?」

「ナイス!正解!僕は君を転送しに来ました!」

《よっ!主!》

ホールみたいな場所にいた親玉。

「くそ!いつもいつも気やがって!その度に時間が無くなる!」

「ほかの人?てことは、殺したの?」

僕はそいつに聞いてみた。

「ああ、殺したさ!俺の邪魔をするからな!お前も殺ってやる!」

がシャンっ!

「おっと、僕の腕が」笑

「な!なぜ笑ってやがる!」

遠くに切り落とされたウデが転がった。

血は出てるが痛みは感じない、

《主ー後でやった方がいいよ!そいつの霊球石は首にある!壊しちゃえ!》

「らじゃぁ!」

《がんばってください!!》

僕は攻撃を避けながら片手で切り落とした。

「グァァァァァァア!」

大量に飛び散るもの。僕は近くに落ちた破片を拾って結界から出た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《主!流石だな!》

「今何時!」

僕はそれより時間が気になった。

《今は7:04》

「早く帰ろ!」

僕は近くに落ちてた僕の腕を拾って自分の部屋までダッシュで帰った。

《あるじ!あるじ!ぼくもいく!》

「え?いま、主って?」

《おいおいこいつもかよ》汗

とりあえず部屋に帰ってから僕は話すことにした。

ガタッ

「ふーまず、君自己紹介!」

《ぼく?ぼくはれんむ!おにがみ!よろしく!あるじ!》

「よろしくね!ま、ついてきても大丈夫よね!僕は玲こっちはセレン!仲良くね!」

《はぁ、鬼神同士よろしくなレンム……》

あ!そうだ、質問したいことがあったんだ!

「ねぇ!セレン!悪霊はどこから来るの?それと、どうやって転送毎回されてるの?どこからセレンたちは来たの!」

僕は一気に質問した。

《はいはい、俺は地獄から生まれた、転送者ではない、そして、転送は俺が力を使ってやっている。悪霊は霊球石が黒くなった時時々なる。》

「え、時々てことは、鬼神になるとは限らないの!?それに、セレンが転送してるの!?」

驚きでいっぱいだった。

《まぁ、転送するのは本当は転送者がやる事だから今日から教えるさ》

《ぼくもおしえます!》

「ありがとうね!それにしても、この刺青気になる!見えてるかもしれないと言う恐怖!」

見えてたら絶対高校受験に響く。

《大丈夫だって!それと、時間大丈夫?》

時刻は7:40

「ぎゃぁぁぁ!美歌の家に行かなきゃ!」

僕は急いで出ようとした。

《うでわすれてます!》

「つけ忘れてた!もう、後でつけよ!」

僕は家を出るまで誰にも見られずに作業をして美歌の家まで行った。

《主…それ普通の人が見たら軽くホラーだぞ》

片腕がなく、その腕は自転車のかごの中にある。

「とりあえず大丈夫!」

ピンポーン……………ガチャ

「待って上げてね!」

出てきたのは美歌のお母さん、幸い腕は見られてない

バタンっ

《治し方分かるか?》

《うでをくっつけておいたらなおりますよ!》

「ありがとう!」

僕は腕を取りに3階からジャンプして自転車置き場に向かった。

「よし、試すか」

ペチャっ

嫌な音がしたけど気にしない!

《あるじ!でてきますよ!》

「わかった!今行く!」

3階までジャンプしてあがり、間に合った。

《主、他の人に見られたらやばいぞ?》

「大丈夫!」

ガチャ

「おまたせ!」

「おはよう美歌!」

僕は片腕を抑えながら挨拶をした。

「腕痛いの?」

「ふ?いや、大丈夫!むしろハイテンション!」

《あるじ!すうふんかかりますよ?》

「ちょっと見せてね!」

美歌が無理やり手をどかせた瞬間

ベチャッ

「あ!」

《《あるじ!/やっちゃったな主》》

「ぎゃぁ!大丈夫!?病院!」

「あ!!大丈夫大丈夫だから!」

《主実体化して説明をしますか?》

「出来るなら早くやってぇ!」

ボフンッ!

「へ?」

《初めまして美歌さん、俺は主と契約した鬼神です。主は俺との契約で不老不死です安心してください。では》

ボフンッ!

「へ?じゃ、大丈夫なわけ?」

「う、うん、そゆこと、じゃいこうか?美歌?」

「うん、」

僕はもう完全に治った腕を見せて学校に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

地獄転送者一日目の生活が始まった…

それがなんと、一時間目から体育になってしまった汗

《あるじ!あるじ!おきがえするんですね!そとにいます!》

《レンム、行くぞ主まってるからな!》

「はぁ、」

僕は隣の教室へ入って着替えた。ズボンはぎりぎり刺青が見えている汗

「誰にも見えてないよね……」汗

「玲ーー!今日バレーで!」

「嘘!ほんとに!?最高じゃん!」

とりあえず見えてないようだ笑

良かった……

「よし、鍵よろしくねー」

僕は体育館に向かった、今日バレーをやると聞いてワクワクした。

体育館に入ると、教科の先生がネットを立ててくれと言うことで立てることになった。

僕はポールをいつも一つ一つ運んでいるが、何故か軽い木の棒を持っている感覚になった。

「ほぇ?軽い?」

《主、転送者になったからですよ!まぁ、両手でそれは運べるってことですな!》

「嘘!最高じゃん!」

僕は両手であのとても重がったポールを2個同時に運んだ。

「え!玲!重くないの!?」汗

「大丈夫!」

同じバレー部の友達が焦って話しかけてきた。

「木の棒持ってるみたい!」

「え………大丈夫?」

便利だなぁーやっぱりなって良かった!うーんそうだ、学校にいないか探してみようかな?僕はポールをハイスピードでたて、体育館隅に行き、石を出した。

《あるじ!あるじ!とられたらたいへんですよ!その石はんけいいちめーとるはなれてしまったらほんたいがうごかなくなります!》

「大丈夫!見えてないんでしょ?」

《主!それは見えるんだぞ!後ろ!》

セレンに言われ後ろを向くとこのクラスで悪女的な存在の子がいたずらっぽく笑っていた。

「れいっしーその石見せて?」

「だめだめ!この石むり、ごめん」

僕は無理と断言した。すると、

「じゃ、無理矢理でも!」笑

「うにゃ!」

僕は突進されて後ろに倒れた、僕は背が高く相手はかなり小さく身長差がある、顎を乗っけれるほどだか、

その表記で石が僕より2mぐらい離れてしまった。

「ごめん!見せてね!」

僕は倒れてしまった………

《あるじ!この!めすぶたあ!》

《主!レンムだめだぞ!自然に返すまでは手を出さずもし、返そうとしなかったら実体化するんだ!》

「玲?大丈夫?どうしたの?」

急に倒れたから心配して近寄ってきたのはバレー部の友達。

「ひゃ!冷たい……え?息してないじゃん!脈ないよ!」

「うそぉぉ?そんなわけぇないぃでしょ?」

1m以内に入ってきたため僕は再び目を覚ました。

「てめぇ」怒

僕その子にあまり反抗しなかっが今だけは反抗した。

「なによ!文句でもあるわけぇ?」

僕はその態度にイラついて挑発した。

「だいたい、君は僕の事をパシリに使うし横取りするし何様のつもりだよ!いい加減にしろよ悪女よぉ?僕も我慢の限界がそろそろだからさぁ?」

僕はかなり挑発して発言をしてみた。

《あるじそのいきです!もっとやっちゃってくださいぃ!》

「うるっさいわねぇ!」

バシッ!

殴られそうになったから僕は片手で受け止めた。

「もっとちゃんと殴れよ?なぁ?」

「玲ちゃん!今日どうしたん!おかしいよ?」

「うるっさい!」

ドゴッ!

「ふーんそれぐらい?君の本気」黒笑

「なによぉ!」

僕は斬馬刀を出した。

《主!みんなが見てるぞ!やばいんじゃ》汗

セレンの言葉は気にぜず首元に当ててやった。

「ヒイッ」

「つぎ、変なことしてみろ“殺す”からね」ニコッ

僕は殺気と同時に言った。

「ハイッ」半泣

僕は斬馬刀を消すと周りからざわめきが起った。

《あるじかっこいい!》

「あ、やっちゃった!記憶今回だけ消してぇ!お願いします!お願いぃぃ!」

やってしまった、日頃の恨みがでてしまった汗

《しょうがないな、今回だけだぞ?》

セレンは何かを唱えた、すると、周りの子達が不思議そうに立っていた。

「あれ?どうしてここに?」

「チャイムなるー」

「ここに来た覚えない」笑

「夢遊病ってやつ?」

本当に記憶を消してくれた、優しい笑

「ありがとうセレン!」

《あるじーちゃいむなりますよ!》

僕は駆け足で先生の元へ行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーお昼休みーー

「ふぃー学校でも討伐してみるかー」

《ここの地区で転送者やってる奴は主だけだぞ!》

《そうみたいですねぇ!》

僕は霊球石を片手に持ち1年生の階を回った。すると、図書室の隅っこで強く光が出た。

《主、チェンジするのは中の方がいい、結界の中に早く入るんだ、》

「OK!」

無理やり結界をこじ開け鬼神2人を先に入れ後で僕が入った。

結界の中は炎っぽい物体がゆらゆらと浮かんでいた。

この結界、直感だけど悪霊だ…!

《あるじ、あくりょうがいます》

《恐らく上の上だろう》

「えー強いの!?」

僕は衣装チェンジをして結界の中へどんどん進む。

「でも、なんか弱そう」笑

《それは主が強いからだよ!》笑

《さっすがぁ!》

僕は適当にフロアを掃除してボスのフロアに行った。

ガチャンッ

ボスフロアには気持ち悪い人形が武器を持って待機していた。僕から出た第一声は

「気持ち悪!吐いていい?オェェェェ!」

《ぬし!ぬし!あくりょうがおちこんでます!》

え、悪霊メンタル弱いな笑

「シュシュシュッ……」

うん、明らかに落ち込んでる汗

「あ!!ごめんごめん!落ち込まないでぇ!ほら、クッキーあげるから!」

酷いことをしたな汗

《主……和睦したみたいだぞ》汗

《こんなけーすはじめてですね!》

「嘘ぉ!?和睦しちゃったの!やばいでしょ!?」

《ま、悪霊じゃなくなったから大丈夫だろ多分主についてくるな》笑

セレンが意地悪く笑う。

《ぬし、ふぁいとです》

「嘘ーーー!」

こうしている間に結界は解かれ僕も無意識に衣装チェンジしていた。

《シュシュ!シュシュゥ!》

「な、なんて言ってるの?」

僕の方にのる元悪霊汗

《えーと“わたしはあなたをぬしさまときめました、わたしのなまえはカチューです”だって》

「な、なるほどだから方に乗ってるのね」汗

《シュシュ!シュシュゥシュゥ!(私は霊感を持ってる人には見えるので注意してくださいね!)》

「あ、解るようになった、え!ほんとに!?」

《シュウ(はい)》

これ、大丈夫なの?この学校のクラスにでも自称見えるとかいう人たくさんいるんだけどぉぉ?

《主、頑張れ》

《ぬしがんばって!》

僕はまた大変なことをしてしまったな泣

「あーあのさっきの悪女的な女に見えるんじゃ!?」

あの子、自慢話で僕に霊感がすごく高いとか嘘をついてたような気が……

《あるじ、あのさっきのこは霊感まったくないにひとしいですが、かちゅーはみえるかもしれません!》

《それに、主の親友さんかなり霊感あったぞ?本人は無自覚らしいが》笑

「嘘ぉぉぉ!僕今日命日じゃん!それに、悪女的な女同じ部活だった、忘れてた」汗

僕のクラスで女子バレーは僕入れて3人。

《あるじーそろそろちゃいむなりまーす!》

「あ!いっけね!」

僕はダッシュで教室へと戻った。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

図書室から教室は近かったため、僕はすぐに行けた。

「何よそれぇ?人形なんか肩に乗せてぇ?」

あ、ほんとに見えてた、カチューお願いだから怒らないで!

《シュ!シュ!シュシュシュウ!(私を甘く見るなよ!人間!主様を馬鹿にしやがって!)》

「カチュー、綺麗な言葉を使ってよ」汗

ソレニシテモめんどくさいやつに絡まれてしまった

「え?玲何も載せてないよ?」

「そうだぞ?大丈夫か?」笑

「おかしいんじゃないの?」笑

《ざまぁですね!あるじ!》

確かにそうだけど……私は席について教科書を机の上に置いた。

「はぁ……」

バレるのも時間の問題だな汗

《主、俺は主で良かったと思うぞ!》

「どうしたの急に?急に言われたら僕反応に困るんだけど?」汗

《ぼくもあるじでよかったです!》

《シューシュー!(私は付いてきてせいかいでした!)》

うん、どうしたのかな?汗

「ほんとに大丈夫!?」

僕は本当に心配になってきた。転送者になって1日も経ってないのに…それに転送者らしい事もしてない汗

《あんな悪女だったら俺地獄に落としてる》

《ぼくもたべてますね》

《シュー!シュゥゥ!シュシュ!(私も悪女だったら食べてます)》

「何気に怖いよ!?僕冷汗でるよ!?」汗

悪女じゃなくって良かった汗

今頃僕死んでたと思う。うん。

僕はそう思いながら放課後までなんとか頑張った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー放課後ー

「部活ダァー」泣

正直言うと部活はあまり好きじゃない、むしろ僕は嫌いな方、今でも選んだことを後悔している。

「今日何時集合?」

僕は部室の前にいた部活の同級生に話しかけた。

「6:30って言ってた」

《ながいですねぇ…》

《主、もし主がなにかされたら抑えきれない》笑

《シュー!(私も!)》

ああ……今の練習を見たらきっと出てきちゃう汗

「出てこないでね!言われるのは僕だから」大汗

そう、部活内では僕はあまり先輩に好かれていない。

それに、部活内での雰囲気も悪い汗

コンコンコン

「開けていいですか?」

僕はいつも通りに聞いた。

「どうぞ…」

不機嫌そうな先輩の声…僕はちょっと焦った。

《あるじになんてたいど!》

《シューシュー!(許せないですね!)》

早速口論してる汗

ガチャッ

「こんにちは、失礼します」

僕は素早く言ってすぐに着替え部室を出た。

《あいつらずっと主を睨んでた!許せん!》

《せいばいしましょう!》

「もー!絶対出てこないでね!」大汗

僕はヒヤヒヤしながら体育館へと向かった。

いつもの練習を3人?いや2人と1匹かが見たらブチ切れるはず汗

どうしよう!僕は焦りを隠しながらネットをみんなで立てた。

「ふぅーよし、建てれた!」

ネットが出来るとちょうど先輩が入ってきた。

「「「こんにちは」」」

《こんなやつにあいさつしなくていいのに!》

レンム頼むから今は静かにしていて汗

「始めるからボール」

「はいっ!」

僕は先輩に言われた通りボールを取りに行って渡した

「遅いっ!早くしなさい!」

「すみません」

え!これでもボール空気あるの探してたんだけど!?

《え!さっきの主のミスじゃねーだろ!?》

僕は言いたい心を沈めてアップを開始した。

やがて、カットの打ち合いになった。

「こーい!」

僕は構えた。

《あるじ!がんばって!》

《シュー!シュー!シュッシュッ!(がんばって!がんばって!ファイトォー!)》

レンムもカチューも応援してくれる。

《こいつ絶対許さん!》怒

セレンは先輩に対して怒ってる汗

バシッ!

「すみません!」

僕はやっぱりカットが苦手でいつも変な方向へ飛ばしてしまう。その度に先輩の機嫌が悪くなる。

「チッ…これくらい取れよ!」怒

「すみません」

部活辞めたいよぉ!泣

アップが終わるとチャンスボール、カット、スパイクカットとやっていくのだが……

《がまん!がまん!》

《シューッ!(がまん!)》

《主そろそろ殺りたいんだが?》怒

2人と1匹が危ない状態になっていた。僕は練習に集中するため無視してやっていたが、全てが終わると。

《うにゃぁっ!じったいかしていい!?あらわしていい!?》

《シュー!(食べていい!?)》

僕はなんと2人と1匹を落ち着かせた、とりあえず今日は我慢するが帰ったら話し合いをすることになってしまった泣

「勝手に現れないでね!」ボソッ

そして部活終了時間まではなんとか我慢してもらえた

「ありがとうございました」

僕は荷物を持ってすぐに学校を出て家にまっすぐ帰った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ