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プロローグ

また、軽快な金属音が聞こえた。 



白いボールは、ライトスタンドに綺麗に弧を描き、消えた… 



僕はボールが消えた彼方をずっと見る。 



ホームランを打ったバッターはファールグランドに金属バットを転がし、悠々とダイアモンドを回る… 



「…スリーランホームランか…」



僕はロージンバックを地面に投げ捨てた。 またホームランを打たれた。



「早く終わらないかな〜」 



それだけ頭にない…



つらい、もう投げたくない… 




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