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はい、チェンジチェンジ。

作者: 大澤豊

自分が大嫌い。

こんな自分を誰が愛してくれるのでしょう。

大嫌いな自分をどうして愛して欲しいと考えるのでしょう。


愛して欲しいなら、自信を持って大好きな自分を見せたい。

自分が大好きになれる、自分になりたい。

なれるのか分からない。

でも、きっとなれる。

いや、なるんだ。

そう決めたら、さっそく何をしようか。

まずは埃を被った参考書を開こうか。

溜まった洗い物を洗おうか。

洗濯機を回そうか。

新聞を読もうか。


変われるのかな、自分。

変われるよ、自分。

未来の私がそう言った気がするから、変われると思う。

そう、変われるのだ。


大好きな自分になって、あなたに早く会いに行く。


10年前の日記にそう書いてあった。

私は驚いた。

まさに今、書こうとしている内容は全く同じだったからだ。

つまり、10年前と全く同じ事を考えていたのだ。

しかし、私は10年前の自分より今の自分の方が好きだと思った。

私は変われたんだと思う。


さらに10年後、私はまた同じ事を書くかも知れない。

でも、きっとその時は、その時こそ、自分の事を大好きだと言えるはずだと、10年後の私が言った気がした。



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