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卒業式

作者: 染井吹雪

始めまして、おはこんにちばんわ。

染井吹雪と申します。


まず始めに、馬鹿な僕が一生懸命書いた作品なので、

馬鹿にする方は、お帰り願います。


「私(俺)は、馬鹿にしないよ!」

と言う方は、ぜひ最後まで心を折らないように読み進めていただけたら幸いです。

多分、僕の病み具合が分かると思います。


以上、警告は終わりです。

それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 卒業式。

 今日で晴れて高校を卒業し、大学に進学する。

 もちろん、就職する者もいれば、どちらも入る事が出来ずにフリーターになる者もいた。

 体育館で行われた卒業証書授与式。

 担任の三年通しての感想や保護者の合唱などで、涙を流す生徒もいれば、笑顔で卒業する生徒もいた。

 式の後、別れの挨拶をして、いくつかのグループに分かれて、食事に行ったり、ボーリングなど最後の思い出作りに行くグループもあった。

 俺は、どれも興味が無く、帰宅するグループに混ざろうと思っていた。

 だが、途中で保育園からの幼馴染、垣詰柚子かきづめゆずに見つかり、近所のファストフードに行く事になった。

 ついこの間まで、通い詰めていたハンバーガー屋も卒業式の後に来ると、なんか懐かしい気分になる。

 柚子やその周りを囲んでいる女生徒たちは、ここで起きた出来事を回想して、一番美味しかったハンバーガーの話に花を咲かせていた。

 男生徒は「正直、誰が好みだったか」と言う話に花を咲かせていたが、俺に話は振らなかった。

 なぜなら、高二の修学旅行時に告白して、見事にフラれていたからだ。

 みんな、その事を気にしていると思っている。

 それ以来、俺にそのような話を振らないと言うのが、いつの間にか暗黙の了解になっていた。

 だが、それも今日だけは少し違っていた。

 男生徒の一人が俺にその話を振ってきたのだ。

 俺が固まっていると、携帯に電話がかかってきた。

 誰かと思って発信先を見てみると、先に入店しているはずの柚子からだった。

「もしもし」と、電話に応じる。

「二階で席取りするから、早くきてよ」

 分かったと答え、電話を切る。

 周りの男生徒たちが「誰からだ?」と尋ねてきたので、そのまま伝えると、一斉に中に入った。

 普段通り、安いハンバーガーを二つ、ポテト一つ、コーラの大きいサイズを注文して、柚子たちのいる二階に持っていく。

「こっち、こっち」と大声ではしゃぐ女生徒たち。

 なんとか、小さい机をいくつかくっつけて、人数分を確保していた。

 柚子を中心に皆が机を囲んで座る。

 なぜか、女生徒たちが俺を柚子の隣に座るように促した。

 全員が着席すると同時に、学級委員で毎日のように号令をしていた時のように柚子が代表で食事の挨拶をする。

「いただきます」

 みんなが買ったハンバーガーに手を付ける。

 食べている間も周りでは、色恋沙汰や思い出を語っていた。

 柚子を中心としているグループも高校の思い出について語っていた。


 全員が食べ終わった頃。

 次の計画について話しているグループとこのまま解散するグループに分かれていた。

 柚子は、次も行くグループで俺を誘ってくれたが、「今日はもう疲れたから」と言って断った。

 全員に別れの挨拶をして、俺は岐路についた。

 家に帰ってすぐ、制服を脱いだ。

 珍しくピシッと着こなした制服はとても窮屈で、玄関に入ったとたんにボタンを外しながら部屋に入っていった。

 制服をハンガーにかけた後、特に寝るでも無いのに、ベットで横になった。

 それから、数時間かゴロゴロとし続けたときだった。

 携帯に着信があった。

 確認すると柚子からだった。

 俺が「どうしたんだ?もうそっちは終わったのか?」と問うと、

「少し前に終わってね。いまさらだけどさ、いつもの公園に来てくれない?」と答えた。

 分かったと電話越しに頷き、靴を履いて外に出る。

 いつもの公園とは、二人の家の途中にある小さい公園の事だ。

 ほんの数分で到着した。柚子も一回家に帰ったのか、私服だった。

「早かったね」と柚子が駆け寄ってくる。

 柚子は「前、ここに来たのいつだっけ」と聞いてくる。

 俺は「ついこの前だ」とすぐさま答え、近くの古めかしいベンチに腰掛ける。

「そっか」と苦笑しつつ柚子も隣に座る。

「この公園も変わったね。遊具が減って、殺風景になってる」

 俺は「そうだな」と頷いた。

「私たちって、生まれてからほとんどの時間を一緒に生きてきたんだよね。それってすごい事だと思わない?」

「そうかもな」と頷く。

「だからさ、これからも一緒にいようよ」

 夕焼けを見ながら「そうだな」と頷く。

 柚子は、頭を掻き毟って「何で分からないかな」と少し怒っていた。

「私が、頑張って告白したのに、どうして適当な返事なのよ!」

 俺は驚き、彼女の顔を見つめた。

 小さい頃からの経験上、これは本気だ。

「で、答えは、OKなの?NOなの?」

 俺は、柚子に「    」と告げた。

 彼女は、一筋の涙を流した。

まず、最後まで読んでいただいた事に感謝を。


僕は、小説を読む中で一番楽しみにしている部分があります。

それは、あとがきです。

時雨沢さんの作品を読んでから特にそう思うようになってきました。

確か、「キノの旅」で「あとがき」と言う本を書くとか言っていたけど、いつ書くのかなー。なんて、本気で思っていたりします。

そんな僕なので、本文より、実はあとがきに力を入れていたりします。

と言うわけで、今回も(?)張り切っていきます!


昔からなのですが、僕は作文を書くのが大の苦手です。

やっぱり、決められたお題に沿って、長々と文章を作るのは骨身を削るような努力の様な気がしてなりません。

それでいて、教師はどれだけ上手に纏められたか一人一人、採点していくわけです。

良かった生徒は、褒め称え。悪かった生徒には再提出と書かれて帰ってくるわけですが、僕は、毎回ギリギリな感じで何とか頑張っています。

そんな奴が書いた小説なので、自分で言っちゃいますが、そこまで楽しくなかったと思います。

ただ、書いているときのテンションは、かなりハイでした。

故に、後悔はしていません。


こんな感じで、今回は終わりたいと思います。

読んでくださった方に、改めて感謝を。

2011/9/26 染井吹雪

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『俺』の答え方が文学的でした。 とても書き方がよかったです [一言] 吹雪さん、処女作いい感じですよwww これからもじゃんじゃん書いて投稿してください
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