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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

死神の使命〜死ぬ予定だった人間を削除するだけの簡単なお仕事〜

作者:朝の清流
高校二年生の剣道が得意な男子、根黒綾人は寝ている間に火事で死んだ。
燃やされる生き地獄。しかしその結果を招いたのは、誰でもない彼自身だった。

同日、好意を抱いている幼馴染の女の子と、イケメンで秀才な親友の三人で登校中、幼馴染が交通事故で命を落とす。
医師から死の宣告が下されたばかりの幼馴染。その時綾人は、突然現れた怪しげな『白猫』に彼女を生き返らせることを願った。

彼女は一命を取り留めた。しかし軽率な気持ちでの願いの代償は、自分の命と、無関係な九十九人の命。

多くの人を無意識に殺めた罪人となった綾人は、死後、『死神』として死んだ筈の人間を殺す任務を、霊界の化身と名乗る『黒猫』より与えられる。
 
「死んでいた筈の人間」その言葉を聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのは、奇跡的にも息を吹き返した幼馴染の顔。
その事に気づいているか気づいていないか分からない怪しげな『黒猫』が幼馴染を殺生のターゲットに指定してくる前に、彼は行動を起こすために密かな準備を進める。

自分と似たような境遇にある、しかしま逆の立場の『白猫』の使い、『天使』の少女との出会い。
一度は敵対していた『天使』の少女との結託。そして、高みの見物を決め込む二匹の『猫』への反撃を開始する。

だが綾人は、時が経つに連れて次第に理解し始めていた。
死して尚、世界の理りを犯す事が、どれだけ「悲しく」「孤独で」「誰の為にもならない」哀れな所業であるのかを……

己の中の自分との矛盾。そして、世界に死を振りまく存在になった少年は、死ぬ前から『死神』だった。
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