表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/45

第二話 どうしてこうなった?

ヒロイン、またも暴走中‼

悪役令嬢に平穏が訪れることがあるのでしょうか?


気長にお付きあい頂けることを願います。



     

またあくる日の午後、渡り廊下から始まる。


(お昼ご飯の時間に、来なくていいのに┄┄)


暇なのかな? ご飯食べたい┄┄


またわけのわからない言葉でも云うの? 私これでも、けっこう忙しいんだけど┄?


と表情には出さずに、思っていると彼女から意外な言葉を聞くことなった。


「此処ではなんですから、少し私にお付きあいして下さる?」

「┄┄はあ。まあいいですけど」


なんのご用でしょう? 私、今日お昼ご飯を食べれるでしょうか?


まあ、サクッと終わらせましょう!



◇◈◇◈◇◈◇



それから、黙ったまま歩くこと数分


「┄┄┄」

「┄┄┄」


いい加減に何処に行くかくらい話してくれても、いいと思うんだけど┄┄?


よし! 聞くか?


と立ち止まってから尋ねる。


「あの~~ですね? 私を何処に連れて行こうと、してるんでしょうか? ソロソロ何処かの部屋に入ったほうが┄」


お昼ご飯が食べられないから┄┄


とは、さすがに私でも言えるわけもなく彼女の言葉を待っていると


「そうですわね。なら、あそこの部屋にでも入りましょうか?」


そう言ってから、彼女は立ち止まることなく


そして私の返事も待たずに、さっさと部屋に入っていく。


「┄┄はあ」


重いため息を吐き出して、私は歩き出しました。



部屋に入るなり、彼女はいいました。


「あなた、実は青紫騎士様と会っているわね?」

「┄┄┄┄?┄┄┄┄??┄┄┄」

「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄はあ⁉」


わけがわからない所か、意味がわからないし、理解不能すぎる。


そして、変な声が出た。


え~と、彼女は乙女なんたらのヒロイン? なのよね? それで、私が悪役令嬢? と呼ばれるのよね?


あまりのことで、私は頭の中で整理をつけて混乱する頭を冷静にすることにした。


うん。まあ、なんとか落ち着いた。


えっと、私が誰に会ってるって┄?


「ええ~と、私が誰と会っているのでしょうか?」

「んもう⁉ 貴女が青紫騎士様と会ってるんでしょう? と言ったの⁉」

「┄┄┄誰?」



☆★☆★☆★



ことの起こりは、彼女がいつも通り私のことをジットリと眺めていたそうです。暇なのかしらね? というか、ヤッパリ私を見つめていたのね? しかもジットリと┄┄


ま、まあいいわ。この際気にするのは止めて、話が進まなくなるので、先に進みましょう。


その彼女が、私を眺めて┄┄もとい監視して、いたらしいけど、彼女と同じく私を見つめていた人がいたらしいのよね?


で、その人は実は乙女なんたらの攻略対象者らしいんだけど、彼女がいうには、家庭環境が悪いらしい。


兄と折り合いが悪いとか、母親との仲が悪いとか、父親は不倫していて愛人のもとに通って帰らないとか、で拗らせて、彼は人間不振になったらしい?


何故らしい? と言ったのか、それは彼女が言っているから┄


理由はそれだけ。┄┄だって、私その方のこと知りませんし?


ただ、いまわかることは、その方はとても美しい美丈夫だと、いうことだけでしょうかね!


その方が、私に興味津々なわけアリマセンし、あり得ません⁉


私自身それは解っておりますし、理解しています。


と私が、言った所で彼女が納得するかは解りませんが、云うだけ言って見ましょうか?


「あの、私自身はその方とは、逢ったことは御座いませんので、私のことを見つめて? いたわけではないのではないでしょうか?」

「そんなことあるわけ、あり得ませんわ‼」

「私は、しっかりこの目で、見ましたもの⁉」

「┄┄┄」


ああ~~、やっぱりこうなるのね?


どうしてこうなるのよ!!





次に出逢うことになります。

そしてヒロインも、また暴走爆心中となりますので、悪しからず。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ