第十二話 生徒の目撃情報と暗躍する思考
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思います
俺達が襲われる数分前のこと
あれから、俺達はそれぞれに別れて何故あんなことが、起きてしまったのか? を調べていた。
一人の生徒は、俺にこう答えた
「あ~~~! あの爆発事件?」
「え~と、たしか、ただの痴話喧嘩じゃなかったっけ?」
「ん? 俺はそう聞いたけど?」
また、ある生徒は
「あれ? 私が聞いた話だと、ただの口喧嘩する程度のことだったと記憶しておりますけども?」
「┄┄? ただの口喧嘩だったのですか?」
「え? はい、そうですけど┄」
「痴話喧嘩に、発展した? ということは?」
「┄その時はなかった、と記憶しておりますが」
「そうですか。これは、どうも貴重な意見をありがとうございました」
礼を述べて、さらにまた連絡をくれるように、俺はその令嬢に笑顔を向けて言いました
「また何かありましたら、俺の所に来てくださいね?」
「!! は、はい♪」
何故あの令嬢が、ぽーっとしているのかは、わからないが、とりあえずは、よし! としておこう。
「また新たな犠牲者が、生まれたな?」
「うわ! なんだ。お前か」
「┄ん┄?? 何の犠牲者だ?」
「うわ~~、え? モシカシテ無自覚? さらに質がワルッ」
「┄?┄┄┄??┄┄意味がわからん」
俺が、そんなことをいうと、さらに質が悪い! と詰られ
さすがの俺も、ムッとして言い返せば、相手はさらに俺にこう答えた
「お前のやり方は、別に間違っちゃあないが、相手を惚れさせるって、自覚あるか?」
「はあ!? なんで相手が惚れるんだよ‼」
「┄┄┄┄やっぱり、無自覚?」
「だから、なんで相手が惚れるんだよ? 俺はただの聞き取り調査してるだけだっての!」
大体が、俺はた・だ・の聞き取り調査をしているだけで、あって、無自覚に相手を惚れさせることはしない!! するわけがないだろう。
「まあこの際、俺のことはいい。それよりもお前の方は、どうなんだ?」
「あ~~、オレ? 調べてはいるんだが┄┄どうにも、な」
「┄なんだ? 何かあるのか?」
「いやまあ。その」
「なんだ!! はっきり言え!」
う~、とか、あ~、とか、しか言わない友人にしては、なんだか歯切れが悪い。
何か、俺には言えない事情が在るのだろう。と、俺が独りで納得していたけども、どうやら俺の検討違いだと、すぐにわかることになった
「┄┄はあ┄┄オレの┄兄上に┄聞いて、みるわ」
「は?」
「だから、オレの兄上に、今回のこと、聞いてみるわ! って言ったんだ!」
「あ"! なんで? そもそも、俺達で解決しなくちゃいけないもんをなんで、カリエナんとこの兄貴に相談するわけ?」
「┄┄関係するから」
「なんで目を逸らす?」
俺が、じと~っと、した目でカリエナを見詰め続けること数秒
先に根負けしたのは、カリエナだった
「はあ。わかった。オレでわかる範囲で答えるよ」
「ああ。それでもいい」
「んで? 何を訊きたい? って言っても、オレの知ってることって、大してあんまりないけど、オレの知ってる範囲でってなら、答えられると思う」
「そうか。なら」
その後、俺達は色々と話をして、俺がこの隣国にいる間のことを聞かされ、俺は驚きと困惑が同時にきてしまう。
俺はカリエナより、先に此処に少し長くいる。噂程度だったら、俺も耳にしていたが、あまり世間のことに関して俺は疎いらしく、知らず知らずのうちに、世間知らずな~んてことに、なりかねない。
だからこそ、俺は世間を知り、内情も全てを知らないと、俺はいけないと思うようになった。
まあ、俺の事情はさておき、カリエナから、もたらされたことが、本当ならば、俺達は早急に殿下に相談しなければならなくなった
◈◇◈◇◆
「というわけでして┄」
「そうか。わかった。ご苦労だったな」
「いえ」
「殿下┄オレ」
カリエナが、何かをいう前に、俺はなにかわからないが咄嗟に、殿下とカリエナの腕を引いて
「ダレだ⁉」
「ど、どうした? 何かいるのか?」
俺は鋭く周りを見回すが、周りは俺達しかおらず、廊下もシンと静まり返り、どう見ても誰かがいるわけはない。
そのはず、なのに。何かは明らかに、俺┄┄いや、俺達を狙ったことだけは間違いなかった
俺は尚も、周りを警戒して、鋭く観察する
「どうしたんだ? 何かあるのなら、俺達に」
と殿下の言葉が途切れてしまい、俺達は殿下を見ようと、気が逸れてしまったのが、いけなかったことを思い知らされてしまう。
「くっ」
「クソッ! ダレなんだ⁉」
だが、誰も俺の問いに応えるものはいない。
その何者かは、俺達を傷付けては、またじっと見詰めるだけで、そしてまた俺達を傷付ける
その繰り返しを続ける。
視えないが、あの繰り返しの攻撃に耐えているうちに、うっすらと黒い靄みたいなものが、視えてきていた。
「な⁉ なんだ、アレ?」
「ーー視えるのか? アレのことが?」
は? 嫌々。うっすらとしか、視えないが?
そう内心で、呟いていたら
「でも視えるんだな?」
「あ、ああ。まあな」
「オレには、なにも視えないけど、アレを相手に視えてしまうってことは、アレと対等に立ち向かえられるってことになる」
は? はあ~~~~~~~!?
「だから、アレと対峙してて? その間に、オレは殿下の救助して来るからさ! 頼める?」
「~~~ああ、もう!! わかった! 頼まれてやるよ! その代わり、ちゃんと殿下を救助してやれよ? わかったな‼」
『あら? そんなに私と遊びたいの?』
『うふふ♪ なら、愉しく遊びましょう? 私のことが視える青紫の鬼さん!』
『存分に私を愉しませて♪』
『大丈夫♪ だって傷付けても、ちゃあんと塞いでから、また遊んで傷付けて少しずつ皮を剥いで、また塞いでを繰り返してあ・げ・る♪』
❰まあ、私の声は聞こえてないでしょうけどね? アハ。アハあははアハハは❱