第十一話 調査は油断が付き物
青紫と一緒に行った友人の名前をやっと出すことができました。
そう友人の名前はカリエナ・コードと言います。
俺達は、爆発の原因や何故それらが起こったのか? を調査している。
「┄いまの所は、いい成果がないか」
「はい。普通に、ナニもないですね」
「┄┄┄」
「┄┄いや。あのな? 調査がうまくいかないのは、仕方無いからで、俺のせいではないから!」
「ええ、わかってますよ? ええ! 充分に」
「┄┄┄┄┄えげつね~」
ええ、わかってますよ? た・だ・の八つ当たりです
「あ~ゴホンッ。まあ今は調査に専念するとしようか?」
「あっはい!」
「┄┄┄┄┄┄┄┄┄わかりました」
◆◈★◇◈☆
そして俺達は、爆発がどうして、起こったのかを調査した結果知った
クダラナイ痴話喧嘩が、魔法とかを使用して、爆発が起こったらしい。
色々面倒くさいから、詳細は省くが色恋が原因で、痴話喧嘩に発展して色々な魔法を連発して、爆発・暴発が起こったみたいだ。
はた迷惑な気がするのは、俺の気のせいか?
まあただ
「ただ、これで事件解決ってわけだ⁉ 案外呆気ないモノだな?」
「はい! そうですね。でも、オレとしては、そのほうが気が楽ですけどね」
「┄┄┄」
ただ本当に、これで事件が終わりなのか? 俺は疑問視している。
「┄? どうした? そんなに難しい顔をして?」
「あ、いえ、その┄┄」
「なんだ? 歯切れが悪いな? お前らしくない!」
そんなに俺は難しい顔をしていたのだろうか?
そして、歯切れが悪いのは、きっとあの事件が終わってはいない気がするからだろう
それを殿下に言っていいものか、俺は少し悩む。
「┄┄? どうした?」
「あ~、いえ。その~」
「なんだ! ハッキリ言え!!」
はあ~~~
俺が歯切れが悪いからって、イライラしないで欲しい。
「はぁ。まあ、これはあくまで俺の考えですから、確証もなければ、間違っている可能性もあります。」
「それでも、聞きたいですか?」
そう俺が殿下に聞けば、少しの間、悩むがコクンと頷く。
その姿に、俺は覚悟を決めてから話をしようとしていたが
また唐突に、今度のはちょっと違う感じの魔力を受けて、俺達は顔を見合わせます。
「今度は、なんだ? また、痴話喧嘩で魔法を使用したのか?」
「まあ、それだったら、痴話喧嘩の為だけに魔法禁止をした方が良いと思いますし、もし違ってたら、違ってたで問答無用で魔法で制裁したらいいんじゃないですか?」
「ああ! それもそうか」
「┄┄┄」
気持ちはわからんでもないが、俺はナニも聞かなかった。友人達がそんな物騒な会話と表情をして、会話をしていたことも、ナニも俺は聞いていない。
俺が無心に、心の中で、そう何度も呟いていたのが、油断を招いて、殿下と友人カリエナ・コードが怪我をすることがなかった。
殿下達も油断は、していなかったはずなのに┄┄
それは起こった。俺達が気付かぬうちに、近くにまで迫っていたことには想像もしていなかったからだ!