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第十話 騒動と爆発と噂 後編

前半はユーフィリンで、後半はアズリヴィファストとなっております。


新たな人物も登場して、ますます盛り上がれるようにしたいと思います‼

そう言ってから、アズリヴィファスト様は食堂に向かいました。


私は、落ち着かずに視線だけはあっちを向いたりこっちを向いたりと落ち着かずにいれば、いつの間に戻ってきたのか、クスクスと笑いながら席につき


「クス。どうしたの? そんなに目線をさ迷わせて?」

「あっ。いえ、その」

「クスクス! そんなにお腹空いてた?


そんなことを言われ、まるで私が食いしん坊みたいじゃないか! と思い、私は彼に抗議するために声をあげる。


「ち、違いますから!?」

「ふ~ん。そんなに顔を真っ赤にして?」

「┄┄┄イジワルです」


また彼はクスクスと笑いながら、私の頭を撫でて、私に謝ります。


「クク。ごめんね? 君があんまりにも可愛いからさ? ダメだね。確かに俺はずるいのかも?」


そういいつつも、目は穏やかなままで、私はこの人は、本当にずるい。と思いました。



◇☆◆★◈◆★◈



それから、私と彼は穏やかなお昼を過ごして、ご飯を食べていると、何処からか、すごい爆発音がしました。


「「┄┄ッ┄┄!!!」」

「え? なに? なにいまの音?」

「┄わからん。わからんが、何かが起こったと考えるべきだろうね」

「えっ? なにか、って?」


私が怯えた声で、彼に問い掛けると、彼は穏やかな顔のままに私を見つめ、頭をポンポンと優しく撫でて、穏やかにかつ、紳士に私を落ち着かせます。


「大丈夫。だからね?」

()()()()()()から。だから落ち着いて?」


そう彼に言われて、私もなんとか、落ち着きを取り戻します。


「クス。ホント君って、可愛いね! それに、俺の言うこと聞いてくれて、あんがとね?」

「その台詞は、ずるいし、卑怯です!」


彼は穏やかに微笑みながら、私の頭や頬に触れてから、ごめんね? と私に謝ってくるから、私は怒るに怒れません。


「クスクス。うん、ごめんね? 君のことが」

「あっ! いたいた! おーい」

「┄┄┄チッ! もう少し遅くても、いいものを」


私はそのとき、俯いていて彼が何か、いいかけていたなど、私は知る由もない。


「┄┄? あの、何か、いいましたか?」


「うん? ううん、なんでもないよ? 俺は少し外れるけど、いい! 俺が戻るまで、()()()()()()()してて?」


わかった? と私に彼が言う。だから、私は首をコクンと縦に振り、了承の意を示す。


すると、彼は私の頭を撫でて、小声で呪文を唱え始めます。


「我の声を聴くものに告げる、我が応えに応え、私の大切なものを護る守護結界となせ!」


彼が呪文を唱え終わると、私の身体が全体に守護方陣のように行き渡りました。


「┄うん! まあこれでいいか! よし、俺はもういくけど、くれぐれも危険な場所には近寄らないこと? 君も面倒事はごめんダロ?」


私は確かにと、彼の忠告を素直に聞くことにしました。


そしたら、彼からまた、頬を撫でられました。


「おーい。いつまでやってんだよ? 早くしないと、殿下が怒るぞ!」

「わかってる! じゃ、殿下が待ってみたいだから、俺はいくけど早く教室に戻ってね?」


そう言って、彼はアズリヴィファスト様は、名残惜しそうにして、私にそう告げました。



◈◆◈◆◇★



俺は彼女と別れて、一緒に隣国に来た友人に声をかけた。


「さっきはよくも邪魔してくれたな!」

「あ? 邪魔って? なにかしたか?」

「┄┄┄┄┄┄チッ」


友人がわかっていないことが、非情にムカツクから軽く睨みつけてやる。


「な、なんだよ。オレお前を怒らすことしたか?」

「ああ。したから睨みつけてる」

「お、おお┄┄悪かったな? なんの邪魔かは知らんが」


そう言いながら、俺達は足早に殿下の元に急いでいるが、走らない程度の速度で会話をしている。


ある程度までに、到着すると殿下は俺達に気付いて手招きをして俺達を呼んでいるので


近付いて、声をかけようとしたが、先に殿下が声をかけてきた。


「よ! 遅かったな?」

「「すみません、遅くなりました」」

「あ? いやそれは別にいい。気にするな」

「といいたい所だが、機嫌が悪くないか?」

「いえ別に。」

「あ~。それってオレのせいみたいな? いやオレは別に邪魔するつもりも、機嫌を悪くするつもりもなかったんですけど┄┄」


友人のその言葉で殿下は、ああ、と俺の見てなにかを察したらしく、友人を励ますことにしたようだ。


「まあその、なんだ。妙な所に出くわしたみたいだが、あの爆発がしたんだ! 仕方あるまい?」

「それはそうですけども! なんだか理不尽な気がしまして。」

「あ~~。うん。悪い」

「わかってもらえて嬉しく思います」

「そうか┄┄」


二人が沈黙する。俺はそんな二人を黙ったまま見つめ無表情で無言を通していた。


数分間は沈黙が続いたが、さすがにこのままでは埒があかないため、やはり殿下から話を始めました。


「ゴホン。あ~、先に言っておくぞ!」

「さきの爆発は、まだ原因がわかっていない。だが、放ってもおけん! 先生方も調査はしてくださるだろうこともわかっている」

「が、こんな混乱している中で、マトモに調査出来るとも思えん!」

「だから、俺達にも調査して原因を突き止めろと?」

「まあ。それが現実的じゃないですか?」


そうして、俺達は爆発の調査をすることになり具体的な方針を決めてから


殿下の指示の元で、原因究明や噂話


その場で何が起こったのか? を突き止めることになりました。


「ねぇ? 聞いた? あの噂?」

「ああ、聞いた聞いた」

「やっぱり?」

「あの爆発事件が、原因なんでしょ?」

「みたいだね? 聞いたかぎりは。だけど」


これが、ある噂の話


後に、この噂話が関わってくるなど、まだ誰も知るよしはなかった。

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