第八話 譲れないものと兄弟の絆
ここで、初登場の人物です! この国の王太子殿下登場です⁉
兄弟の絆? になれていたら、いいと思います! では、また♪
私はわけがわかりませんでした。
えっ、なんで? と疑問が先にきたから┄┄
だって私には、ちゃんと笑うし、つねに笑顔が普通でしたから。
うん、なんで滅多に笑わない?
私が首を傾げていると、彼女は彼の普段の様子を教えてくれました。
「あ~~、普段の彼? 滅多に笑わないし、友人もそんなにいる光景見ることないんだけどね?」
「あ! でもいないわけではないみたいよ」
「あんまりにも、一人で居続けるから、彼自身が一人が好きなんじゃないかって、噂されていたこともある」
「はず┄┄なんだけど?」
私はただ、ふーんと答えただけだけど、彼女はそんな私を見てナニやら意味深な口調で、一人頷いていた。
ムッ! なんなの! 一人で納得しちゃってさ‼
私が一人む! としていると
「プッ! アハハ⁉ ちょっとー」
「ふっ、そんな、顔しない、でよ!」
「おっ可笑しくて、笑いそう!」
「ムッ! もう笑ってる‼」
「それに、まだあるんだよね?」
彼女は一通り笑いを収めてから、私に「あっ! わかった?」と答えた
「うん。まだあるって、いっても噂されてる程度だからね」
「ふーん? そうなんだ」
「え! なに? 気になる?」
彼のことを聞いてくるから、私はちょっと┄いやかなり、気になってはいるのだろう。
「┄それに、友人にもなった? と思うし」
私が勝手にそう思ってるだけだけど?
そんな私の独り言? の小声をしっかりちゃっかりと聞いていた友人は、顔がニヤリと笑っていたことに私は気が付いて、いなかった┄┄
★◇★◇★◈
また兄貴からの手紙が届く。兄貴? 暇なのか?
なんで、こんな毎回のごとく手紙を送り付けてくるんだ?
俺、返事返したけど? ちゃんと成果の報告したよな?
それが何故? 今度は、アレより!? より一層に激しく過激な内容なんだ!!!
俺を爆死させるつもりかって、いうくらい恥ずかしい⁉
なんだこの内容! 出来るかーーー!!!
「!!!?」
「┄ど、どうした? いきなり、大声を出して?」
「はっ! 申し訳ありません。兄貴┄┄いえ、兄からの手紙があまりにも濃い内容だったもので、つい」
と誤魔化し、俺は目線を逸らす。
「┄┄┄まあいい」
「それで誤魔化されてやろう!」
「┄ダメですか?」
「ふん! 必要以上に私は、干渉せん! それに」
そう言葉を区切って、俺を見るなり、何故か? ニヤリと笑って
「ふふ。お前┄┄気になる子? がいるそうじゃないか!」
「ーーー!!!!」
「な、な、何故、それを┄‼」
「私が知らないとでも思ったのか? 甘い! とはいえ、私もそこまで暇ではないからな」
「では、どうして?」
「ウム。暇ではないが、俺も噂くらいは耳にする。お前がその令嬢に笑いかけるだけには、飽きたらず」
「口説こうとしている、とな?」
ほぼ知ってますよね? それって?
「で? 結局のところそれは、何処までが噂で、何処までが真実なんだ?」
「いえ、ほぼ全部。です」
「┄┄┄┄┄┄┄┄は?」
「ですから、ほぼ全部です」
◆★◆☆◈◇
「┄┄あの、落ち着きました?」
「あ? あぁ。悪い。まさか本当だったとは、思わなくてな?」
あぁ! まあ、そう思われても仕方ない、とは思う。
俺が納得していると、ゼクシュバル・ダルモアル王太子殿下は、呆れとも思うような、ため息を吐き出した。
「ハア。お前がそこまで、入れ込むこと? なのか?」
「ええ! 私にとっては、もちろんのこと、私の家族にとっても、いいキッカケをくれますので♪」
そこは、譲れませんよ!
最後まで、読んで頂きどうもありがとうございます!