第一話 面倒から始まる悪役令嬢
はじめての連載で、ドッキドキですが気長にお付きあいしてください。
意見など御座いましたら、私としましては、嬉しく思います。
私の名前は、ユーフィリン・ファイディと言います。なんの因果か、15才で悪役令嬢と言うものになっていました。
まだなにも、しておりません。
まあ、いきなりお前は悪役令嬢だ! と言われましたけど┄┄
私普通に暮らしてただけ、なんですけどね?
何故でしょう?
不思議です! とても┄
大体ですね‼ 失礼過ぎるんです! いきなりお前は悪役令嬢と言われることに!?
私あなたの名前知りませんし、誰ですか⁉ って話です。
ソモソモの話、乙女なんたらのヒロイン? とか、女の子のためだけの世界とか、頭おかしいの? と思われて終わりだと思いますけどね?
とまあ、現実逃避していても、現状は代わり映えしませんけど┄
内心ため息を吐きつつ、え~とヒロイン? の噛ませ犬? ゴホンではなく、悪役令嬢? でしたっけ? とても不本意な┄┄┄┄が、私?
ハア。面倒な┄
あら、私ったら⁉ とにかく、いま目の前でいきりたっている方をドウニカするしか無さそう。
「ちょっと、貴女聞いてるんですの?」
「はあ? とにかく私が悪役令嬢? と言うものです。ということは解りました」
「そ、そう、そうよ! だから、私の邪魔しないでね⁉」
「┄┄┄はあ」
やはり、とても面倒な┄
「そういうことだから、ジャマしないこと? いい?」
そういうと、彼女は云うだけ言って、去っていきました。
「ヤッパリあの方、頭がおかしいのでしょうか? 何故? 私が邪魔しないといけないでしょうか?」
不思議過ぎます? それとも、ジャマして欲しいのかしら?
まあ、どちらでもいいかしら? 私にはあまり関係アリマセンし、ねっ?
◈◆◈◆◈
あれから、数日後の午後のお昼休憩をしているときのこと
「ちょっと、宜しい?」
あら? 誰を呼び止めてるのかしら?
キョロキョロ
と彼女の前を通りすぎると
「ちょっと!! 私の前を通りすぎるって、どういう神経してるわけ⁉」
なんと、私だったらしい。と私が驚いている間に彼女は勝手に話を進める。
「貴女ネェ? どうして、私にチョッカイかけてこないのよ⁉」
「云ったでしょ‼ 私にチョッカイかけてって?」
意味がわからない? 私あなたにジャマしないで? とは、言われたが?
何故? チョッカイをかけなければ、ならないのか? 邪魔してませんよ? 私には関係ないことですし?
そんな私が、不思議そうにしていますので、彼女は勝手な言い分をはじめました。
「ふん。さては、私が美人で美しい綺麗な人物だから、気兼ねしてるのね?」
「┄┄┄┄??」
「いい? ジャマしないことと、私にチョッカイをかけること? じゃないと、ストーリーが進まないでしょう!」
やっぱり、意味がわからない? なんで、私が彼女にチョッカイをかけなければ、ならないのか? しかもジャマもするなとは。
理解が追い付かない。はあ、面倒クサイ⁉
私が混乱しているうちに、彼女はいいたいが終わったのか、私を気にすることなくその場から去っていきました。
なんでしょう? 嵐が去って行ったような気がします。
面倒ですね! やはり、関わらずにいたほうがよさそうです。
面倒クサイですからね?
それにしても、彼女自身解ってるんでしょうか? いまが、お昼休憩の時間だということに┄┄┄
そしてこの場所が、渡り廊下だということが、解っているのでしょうかね? 私以外もいるわけですけどね?
前のときは、私以外は誰もいなかったから、良かったと思うものの、何故私が彼女の心配をしないといけないのでしょうか?
「┄┄気になる、のでしょうね? きっと┄」
はあ~~~~~~
面倒な悪役令嬢を始めているはね?