閑話 ミケと主そしてルフ
思っていたより、書ける事が少なく。とても短くなってしまったので、今日投稿しました。
次話は、二日後以降に投稿します。
ユニサスの前から姿を消した後、ミケは転移魔法で主の下に帰って来ていた。
そこは空を厚い雲が覆っていて、辺り一面が雪に覆われている雪原地帯だった。
その雪原の中に、十二の塔と塔に囲まれた中心に薄気味悪い城が一つ建っていた。
その城の大広間で、ミケが一人の少年に対して頭を垂れていた。
「主、主の忠実なる下僕ミケ。ただいま主の命に従い、世界中を見回って来ました」
「今回は、どうだった?何か、僕を楽しませてくれる事でもあったかい?」
「はい。ミルキーウェイで、主に少し似た雰囲気を持つ少年がいました」
「ふ~ん!僕に、似た雰囲気の少年ね~。ミケの感じた雰囲気が僕の考え通りなら、その子は近い将来僕の下に来るだろうね~♪うん、楽しみだな~♪…ミケ、他に報告する事はあるかい?」
「はい。セイヤ大陸で、最近若いドラゴメイドが目撃されているそうです」
「…ふ~ん、ドラゴメイドかぁ~。まだ、生き残りがいたんだね♪僕を殺そうと一杯来たけど、返り討ちにしたから。もう、絶滅したかと思ってたよ♪あの亜人は、強いから少し楽しみだねぇ~♪」
ガタッ!
ミケと主が対面して話している広間の隣の部屋から物音がした。
「…どうしたんだい、ルフ♪」
「いや、なんでもない」
「そんなに慌てて、どこかに行くのかい?」
「少し散歩がてら、貴様の遊び相手になりそうな奴がいないか、世界中を見て来る」
「ふ~ん♪…見て来てくれるのはありがたいけど、僕の暇潰しを減らさないでね♪」
広間を、とてつもなく冷たくて重い空気が包み込んだ。
「…心配するな、分かっている。だが私程度に殺されるような奴は、所詮貴様の遊び相手にもなりはしないだろう」
「まぁ~、そうかもしれないけど♪ルフは僕の次に強いんだから、程々にしてもらわないと僕の暇潰し相手が全然来なくなっちゃうよ!」
「それは、弱い奴が悪い。…私が手加減して戦ってみて、見込みなしと感じる奴等だっただけだ」
「ふ~ん、なら帰って来たらルフが僕と遊んでね♪」
「…分かった」
ルフは、城の外に向かって歩いて行った。
そして、ミケの報告が続いた。
「主。海底洞窟を占拠したと、報告が入りました」
「ふ~ん。あの海底洞窟を、ねぇ~。…結界は、大丈夫だったのかい?」
「はい。異常は、なかったそうです」
「ふ~ん♪まぁ~結界は、僕の最高傑作だからね♪心配はしてなかったけどね♪ミケが確認できない場所は、海底洞窟とアソコだけだからね。確認が取れて、よかったよ♪」
「はい。他の箇所も、結界に異常が無い事は確認してきました」
「ミケは、偉いねぇ~♪海底洞窟の方には、好きにしていいって伝えといてね♪」
「はい」
「…ミケ、他に報告する事はあるかい?」
「いえ、今回はもうありません」
「じゃあ、ミケ。僕のために、また世界中を見て来てね♪」
「はい。主の、仰せのままに」
こうして、ミケと主の短い対話は終わった。
そしてミケはまた世界中を転移魔法で見て回り、主の暇潰しになりそうな事を探すのであった。
誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。
2017/11/21 改稿しました。




