第七話 ビックラットの群れと俺のレベル
今、とても眠いです!目標を達成できても、出来なくても。24日の後。10日くらい、休むと思います。
読んでくれている、皆さん!本当に、すみません!
あと眠くて頭が回らないので、誤字脱字。文の変な所が一杯、あるかもしれません。
スライムを倒して、無色のBB弾程の魔石をお守りにした日から。二日後。
俺は今、危険な状況にいる。なぜなら、四方をビックラットに囲まれているからだ。
なぜ、こんな状態になったかと言うと。
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朝。宿屋の、俺が泊まる部屋。
(あぁ、今日は曇りか。なんか嫌な予感がするな、死んだ時やビックウルフと出会った時も、曇ってて雨が降ったけど、今日も何かありそうだな?今日は、森に行くのやめようかな)
気分が沈んでいる俺に、ピンさんが追い打ちをかける。
「あらあら、ユニサス君おはよう。今日は、曇ってるわね。こんな気分の上がらなそうな日に、ユニサス君が森に行きたくなるように、ビックウルフのお肉で干し肉を作っといたのよ。この美味しいお肉をもっと食べて、『魔物ともっと戦ってもいいかな』って、言っていた時の気持ちを思い出してね!ワタシも、応援してるから!」
「……はい。頑張ります。ピンさんの気持ち、胸に刺さりました。…アリガトウゴザイマス」
ピンさんは、俺の事を心配してこんな事を言ってくれるが。
(この状況じゃあ、今日は休もうと思ってるんです。なんて言えないよ!)
心の中では、叫んでいた。
「うふふ。そんなに喜んでもらえて、ワタシも用意しておいたかいがあるわ」
そして、奴隷施設では。
「ロア。ルリン。おはよう」
「…ん。…おはよう」
「ボクは、お前と挨拶したくない!…それより、ボク達を、引き取るつもりなら!魔物と、もっと戦わなくていいのか?」
「戦いたいけど、見つからないんだ」
「なら、ここに来るよりも!森に行って、少しでも歩き回れ!」
「…ルリン!」
「…ふ、ふん。ロア姉が怒っても、意見は変えないよ!」
「いいんだ、ロア。ルリンの、言う通りだ。もう、森に行ってくるよ」
こんな具合に、森に行かないわけにはいかなくなった。
そして、毎回恒例の動物だけを狩っていき。お昼を食べて、一休みしていた頃。
気配感知内に、普通の動物にしては大きくて。人にしては、丸っこい気配を感知した。
近づいて行き、ネズミのような姿が見えたので鑑定した。
《ビックラット》魔物になった鼠。俊敏で、獰猛。群れで、行動する事が多い。獲物を見つけると、最後の1匹になっても追いかける。
(よし、魔物だ!一発で仕留めてやる!)
この時、俺の目には。1匹のビックラットしか、入っていなかった。
そして弓で射った矢は、ビックラットの後頭部に見事に刺さった。
「キィー!」
ビックラットが、最後に断末魔の叫びをあげた。
「よし、楽勝だったな!…あれ!?…マジで?……やっぱりな、嫌な気がしたんだよ!」
なんと気配感知で、ビックラットと同じ大きさの4つの気配が、こちらに集まってくるを感知した。
最後の断末魔の叫びで、仲間を呼んだらしい。
(やってくれたな、ビックラット!よし、…ここは逃げよう!)
急いで逃げ出したが、時すでに遅く。ビックラット達は、俺を囲むように並走して来た。さすがに、俊敏と説明されるだけはあり。森の中では、足では勝てないようだ。
そして、完全に四方を囲まれた。
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こうして、冒頭に戻るのだ。
俺は、体勢を低くし。左手を地面に付けた。
すると。後方にいるビックラットが、この行動を隙と見たのか。飛びかかって来た。
だが、俺の前方以外の方向には。地面から土で出来た無数の棘が、勢いよく飛び出し。飛びかかって来た、ビックラットは体中を貫かれて息絶えた。あとの3匹も、少し怯んだのか。すぐには、襲って来ない。
俺もMPをかなり消耗したので、当分さっきの手は使えない。
(膠着状態だが、3匹に一気に襲われるよりはマシだ!もしそんな事になったら、堪ったもんじゃないからな!出来ればさっきの一撃で、もう1匹は仕留めたかったな!)
左右のビックラットが、痺れを切らして襲い掛かって来た。なので、あえて左側に走り。ブロンズナイフを逆手に持ち替えて、衝突するギリギリの瞬間に、右回転しながらビックラットを避けて、ビックラットの腹にブロンズナイフを突き刺した。
まだ死んではいないようだが、息絶えるのも時間の問題だろう。
そして、あと2匹。俺の前方を塞いでいたビックラットに、右側を塞いでいたもう1匹のビックラットが近寄る。
そして右側にいたビックラットが飛びかかって来たので、ブロンズナイフをビックラットの顔目がけて突き出した。すると、もう1匹のビックラットが、先に飛んでいたビックラットの背中でもう一度飛び上がり、俺の顔を目がけて突っ込んで来た。そして先に飛んでいたビックラットは、踏み台になった反動を利用してブロンズナイフを避けた。
俺の顔に突っ込んで来たビックラットは、そのまま俺を押し倒して、顔を爪で引っ掻き始めた。俺が痛みで少し怯んだ瞬間に、喉に噛み付こうと向きを変えた。だがビックラットの動きが変わった事で、とっさにブロンズナイフをビックラットの背中に突き刺した。
どうにかビックラットより、俺の行動の方が少しだけ速かったようだ。
それどころか、刺さり所がよかったのか。ビックラットは、ピクリとも動かなくなった。
あと1匹のビックラットは、俺が今殺した3匹目のビックラットの事を見つめていた。たぶんこのビックラットが、群れのリーダーだったんだろう。
最初から俺の前に来て、他のビックラットに攻撃させつつ、隙が出来るのを待っていたのだろう。実際に、最後の仲間を踏み台にする攻撃も、こいつの指示で動いていたのだろう。
「ハァ…ハァ…ハァ。あとはお前だけだ!決着、付けようぜ!」
ビックラットは、動かない。
「どうした?リーダーが死んで、怖気づいたか?」
「キィー!」
ビックラットが、鳴いた。悔しさからか。憎しみからか。怒りからか。それとも、最初に矢で殺した1匹のように、仲間を呼んだのか。
もし最後の、理由だったら。俺はもう一度、地獄を見る事になる。
だが、さっきと違い。気配感知に、引っかかる気配はない。
そして、最後の1匹が。また俺に、飛びかかって来た。
俺はまた、ブロンズナイフをビックラットの顔目がけて突き出した。
グサッ!
「キィー!」
ビックラットは、自分からブロンズナイフに突っ込んだようだった。
さっき鳴いていたのは、先に逝った仲間に向けての、メッセージだったのかもしれない。
「魔物が群れを成すと、こんなに強いのか。ビックウルフが群れじゃなくて、本当によかったな。…ああ、やばい。眠く…なってきた。仮眠スキル、使う…か…。す~、ふ~。す~、ふ~」
数時間、そのばで寝ていた。気配感知に引っかかるのは、普通の動物くらいだった。
ビックラット5匹を倉庫に回収して、街に帰って行った。
門に着くと、もう恒例と言っていいような。出迎えが、待っていた。
「ユニサス君!?その顔の怪我、どうしたの?」
「ビックラットに、やられました」
「それは、大変だったね!ビックラットは、何匹いたの?」
「5匹です。最初の1匹を、殺したら。仲間を、呼ばれちゃって」
「じゃあユニサス君は、もしかしてビックラットに囲まれたの?」
「え!?なんで、分かるんですか?」
「ビックラットの、戦い方だからね。戦いなれた人なら、囲まれる前に倒しちゃうんだけどね。初めての人は、大体囲まれるらしいよ」
「そうなんですか。じゃあ、この後ギルド本部に報告に寄るので、失礼します」
「気を付けてね」
ギルド本部に着き、スイングドアを通り中に入った。
「おや!?ユニサスじゃないかい。…その顔。今日は、何があったんだい?」
「ビックラットの群れと、戦ったんです」
「ああ囲まれて、顔を引掻かれたのかい?」
「はい。あのフレアさん、俺って弱いんでしょうか?」
「なにを、今更!…ユニサスは、弱いよ!」
「!?…やっぱり、そうですか」
「勘違いするんじゃないよ!アタシが言ってるのは、レベルの話だよ!」
「レベルですか?」
「まぁ他にも、理由は色々あるけど!確実にアタシが言えるのは、レベルだよ!ユニサスは今、何レベルだい?」
「ちょっと、待って下さい。今調べますから。ステータス!」
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ステータス
《ユニサス》
Lv.3(UP) 【ランクG】【¥56,300】
ジョブ:狩人
HP:80/80
MP:68/68
スキル: 短刀剣:Lv.3 弓:Lv.3(UP) 投擲:Lv.3 全力全開:Lv.1 鷹の目:Lv.2 心眼:Lv.2 解体:Lv.3(UP) 気配感知:Lv.3 隠密:Lv.3 暗視:Lv.2 仮眠:Lv.3(UP) 鑑定:Lv.3 早成
魔法:自然魔法:Lv.2 【基礎】 【植物】 【土】
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「レベル3に、なってました!」
「まだ、レベル3だね。普通は、成人する頃にはレベル4とか5が普通なんだよ!だからユニサスは、弱いんだよ!レベルが上がると、身体能力が大きく上がるから!レベルが上がるだけでも、強くなるんだよ!」
「え!?じゃあ、今まで俺は!?生まれて間もない、赤ちゃんのようなレベルだったんですか?」
「まぁ、そういう事だね!あとユニサスは、戦い方をまるで知らないし。常識的な知識もなかった。本当に、赤ちゃんみたいだったよ。でもね、やる気と人生経験は持ってるみたいだったから。冒険者になってからは、気にかけているんだよ!」
「フレアさんが、そんな気持ちで俺を見ていてくれたなんて、気付きませんでした。…フレアさん、俺に短剣での戦い方と弓での戦い方を、教えてくれそうな知り合いっていませんか?」
「そうだね。短剣なら、アタシが教えてあげるよ!弓の方は、…バーン、ちょっといいかい?」
「…?なに?」
「この子に、弓を教えてあげて欲しいんだ!」
「別に、いいよ?」
「本当ですか?」
「うん。いつから?」
「明日の朝からで、いいだろ?」
「はい!」
「じゃあ、明日の朝から晩まで特訓して、ユニサスの予定通りその次の日は、森で実戦練習。そして、また次の日は特訓!みたいに日替わりで、やっていくよ!」
「お、お願いします!俺、どうしても強くなりたいんです!」
「分かった。しっかり、鍛えてあげる」
「お願いします!バーンさん!俺は、ユニサスって、言います!これから、お世話になります!」
「ユニサス?もしかして、武器屋で弓買った子?」
「はい。竹の弓なら買いましたけど、どうしてそれを知ってるんですか?」
「あれ、ワタシが作った弓。エポンから、欲しがる子がいたから。売ったと、聞いた。その子の名前が、ユニサス。そう、君だった」
「え!?あの弓、バーンさんが作った弓だったんですか?エポンさんから、知り合いが作った。とは、聞いていたんですが。あの弓のおかげで、狩りが楽になりました。バーンさんのおかげです!ありがとうございました!」
「お礼は、いいから。明日から、頑張ってね」
「はい!頑張ります!」
そして、奴隷施設を覗き。セインさんしか、いない事を確認した。
「セインさん、ちょっといいですか?」
「はい。!?…どうしたんですか、その顔?」
「ちょっとビックラットの群れと戦って、引掻かれただけですよ。でもこんな傷だらけの顔なので、今日は狩りで疲れたから、すぐに宿舎に帰って眠るつもりだと。ロアとルリンに、伝えてもらえますか?」
「いえ、ワタシの回復魔法で治します。顔を、こちらに向けて下さい。では、ヒール!」
「うわ!?凄い!見る見るうちに、痛みが引いていく。セインさん、ありがとうございました。これで直接、ロアとルリンに会って話せます!」
「はい。早く二人に、無事な顔を見せてあげて下さい」
セインさんが奴隷施設の二階に行き、ロアとルリンを呼んで来てくれた。
「お待たせしました。ユニサス様」
「セインさん、ロアとルリンをわざわざ呼んで来てもらって、ありがとうございます!」
「いえ。では、ワタシはこれで失礼します」
セインさんが、離れて行った。
「…ふ、ふん!今日も、どうせ魔物は倒せなかったんだろ!」
「いや!今日はビックラットの群れと戦って、倒して来たよ!」
「…大丈夫?…怪我とか、してない?」
「大丈夫だよ。掠り傷程度だったけど、もうセインさんに治してもらったから」
「…なら、…よかった♪」
「ふ、ふん!だから言ったんだ、少しでも長く歩き回れって!」
「ああ、今日ビックラットの群れと戦えたのは、きっとルリンの言葉のおかげだよ!ありがとう!」
「な!?感謝なんて、お前にされたくないよ!」
「そう言われても、俺の気持ちは変わらないよ」
「ふ、ふん!なら、好きにすれば!ボクは、無視するから!」
「…ルリン、楽しそう」
「ロ、ロア姉!?そ、そんな事ないよ!ボクがもし楽しいなら、それはロア姉と一緒にいられるからだよ!」
「…そうなの?」
「あ、当たり前だよ!」
「…ふ~ん♪」
「ロア、ルリン!俺、もっと強くなるから!二人を守れるくらいに、もっと強く!だから!俺が迎えに来るのを、待っててほしい!」
「…何度も言う。…待ってる♪」
「はぁ~。もう、好きにすれば!」
「ありがとう!」
その後もう少し話してから、宿舎に向かった。
「ピンさん、ただいま」
「あらあら。ユニサス君、お帰りなさい♪どうだった、今日は?」
「はい。ピンさんの用意してくれたビックウルフの干し肉のおかげで、ビックラットの群れと戦って倒せました。有難う御座いました!」
「あらあら、うふふ。別にお礼を言わなくても、いいのよ。あれは、私が勝手にやった事だもの」
「それでも俺は、ピンさんに感謝してるんです!ピンさんが、俺のために干し肉を用意してくれていた事が、嬉しかったんです!」
「うふふ。どういたしまして♪」
今日も、また一日が終わる。
「明日から、武器の戦闘特訓だ!寝坊しないように、アラームをセットしよう」
【5/24 20:43】 [6:00]
「これで、よし!」
次の日から、猛特訓が始まった!
誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。
2017/10/21 改稿しました。
現在のステータス
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ステータス
《ユニサス》
Lv.2 【ランクG】【¥63,400】
ジョブ:狩人
HP:64/64
MP:52/52
スキル: 短刀剣:Lv.3 弓:Lv.2(UP) 投擲:Lv.3 全力全開:Lv.1 鷹の目:Lv.2 心眼:Lv.2 解体:Lv.2 気配感知:Lv.3 隠密:Lv.3 暗視:Lv.2 仮眠:Lv.2 鑑定:Lv.3 早成
魔法:自然魔法:Lv.2 【基礎】 【植物】 【土】
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