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異世界に《俺は転生》《姪は転移》した。  作者: ブルーアワー
第一章 新たな旅立ち 第二幕 最初の目的ワービーストの少女 《ロア》《ルリン》
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第一話 魔族と魔石そして初めての友達

ビックリする事に、三人目の評価を受けました。それが、なんと!?またしても、文章もストーリーも最高評価の5ptでした!!ここまでくると、評価の平均が。5ptで、いつまで持つのか。とても不安です。

ブックマークが20件を超えました!!皆さん、ありがとうございます!ブックマーク件数が、増えるのと。良い評価をしてもらえる事で、勇気をもらえています!

これからも、ワタシの作品を宜しくお願いします!

(俺が、ビックウルフと死闘を繰り広げた日。そうあの日は、俺は宿舎に着いた事で、気が抜けてしまって、テーブルの上で寝てしまった。そうあの時から、………一日(24時間)も経っていない。そして俺は、何度も泊まった部屋のベッドにいる。記憶はないが、たぶんピンさんに、運び込まれたんだろう。だが、問題はピンさんに迷惑をかけた所じゃない!この世界は、ステータスが存在するファンタジー世界だ。普通の見た目の女性でも、象だって持ち上げる人はきっと存在する!つまり、俺はどうやってこの部屋まで運び込まれたのか!その問題が、起きた俺の頭を支配し続けているのだ!)


「ユニサス君、起きてる?」

「…は、はい!?」

「昨日ユニサス君、帰って来てすぐに寝ちゃったでしょ。それで、」


 ピンさんが昨日の話をしようとしていると気づき、すぐに話題を変える事にした。


「あ、ああ!お腹空いてたんですよ!ピンさんの作った朝ご飯、楽しみだな!!」

「…そうね、話は後にしましょうか。うふふ。それにしても、そんなに朝ご飯が食べたいなんて、ユニサス君は本当にご飯が好きね。今、支度するからね」


 どうにか、誤魔化せたが。いつまたあの話が話題になるか、気が気じゃない。

 部屋を出て、一階に下りて行く。


「今日は、ユニサス君が倒した。ビックウルフの、ステーキよ!どうぞ召し上がれ」

「い、頂きます。…うん!?美味い!!なんだこれ!?こんなの、食った事ないぞ!」

「うふふ。なんでも、魔族は元が普通の生物だからね。強くなれば強くなるほど、美味しくなるそうよ♪」

「なんか、魔物ともっと戦ってもいいかも」

「あらあら。でもユニサス君、あまり危険な事はしないでね」

「はい、気を付けます」

「お姉さんとの、約束ね♪…あ、さっきの話、なんだけど」

「…モグモグ、ゴクン!御馳走様でした!」

「あ、ユニサス君!」

「フレアさんと約束があるので、行って来ます!」


 ピンさんの、言葉を(さえぎ)り。宿舎を出てフレアさんが、待っているだろうギルドに向かった。


「フレアさん、来ましたよ」

「ああ、ユニサスかい。ちょっと待ってな」

「はい」


 それから待つ事、十数分後。


「悪いね、待たせて。昨日のビックウルフの事で、ちょっと時間がかかってね」

「…いえ。俺のせいなので、お構いなく」

「それで今日は、魔族と魔石について聞きたいんだっけ」

「はい!お願いします」

「そういえば、魔物については教えたよね。じゃあ、―――」


 ❖ ❖ ❖ ❖ ❖


―――魔獣とは、自我が生まれて少しだけ人の言葉を理解する。体表が属性によって黄・黒・紫・白・赤・青・緑・茶の八色のどれかに変わり弱い魔法を使い出すか、無属性で体の一部が変化するかである。そして一番厄介なのが、魔素を体内に取り込んで自分の分身体を作る。分身体は、本体の十分の一程の力しかないが。肉体がなく、体を魔素が構成しているため倒しても何も残らない。冒険者には、忌み嫌われ。通称・冒険者泣かせの木偶人形と呼ばれている。だがこの分身体は、魔物を生み出す練習ではないかと言われている。次に魔人とは、人の言葉を完全に理解し片言で喋りだす。そして、どの属性でも体の一部が変化し、個性を得る。魔獣では出来ていなかった、同じ属性の魔物(スライム)を生み出す事が、出来るようになる。そして魔将とは、完全に人の言葉を理解して話し、名を名乗り始める。そして魔物・魔獣・魔人を統率し、街などを襲ってくるようになる。さらに魔王とは、実力を魔神に認められた者達。一体で街を滅ぼせるだけの力が、あると言われている。最後に魔神とは、魔族の創造主。魔族にとって唯一無二の存在で、この世界に現れた事自体が謎に包まれている。

 魔石とは、魔族の核で砕いて金属に混ぜれば、魔法の武器や防具が造れる。但し魔法金属(ミスリル以上)の金属ではない場合は、その金属の耐久値が魔法に耐えられなくなると壊れる。そして魔法印を刻めば、力を制御し魔法道具なども作れる。但し、魔石にMPを注ぎ込めるのは同じ属性魔法の使い手だけだ。例外で無属性の魔石には、どの属性の者でも注げるし、空気中の魔素を取り込む魔法印を刻めば自動的にMPを回復する。魔石の属性により、色がついている。光・黄、闇・黒、雷・紫、氷・白、火・赤、水・青、風・緑、土・茶、無・無、―――


 ❖ ❖ ❖ ❖ ❖


「―――約五十年前から、魔族が属性魔法を使えるようになったんだよ」

「え!?魔族って名称なのに、魔法使えなかったんですか?」

「ユニサスみたいに、無属性魔法なら使うやつもいたそうだよ。アタシもその頃は、生まれたばっかりだったからね」

「つまり、その時代を知らないんですね」

「まぁ、そう言う事だね」


 この世界の事を、フレアさんに聞いていると。


「お!ここがミルキーウェイの、冒険者ギルドか!」

「坊ちゃま、お静かにして下さい!」

「いいじゃねえかよ!別に気にする奴なんて、いやしねえよ!…お!ご同類が、居るじゃねえか!」


 騒がしい奴が、俺のいる受付に向かって来た。


「お前も、時期外れに冒険者になりに来た口か?」

「ああ、そうだよ。俺は五日前に、この街で冒険者になったんだ」

「お!先輩かよ!」

「先輩とか、そんな大したもんじゃないよ。今だって知らない事を、ギルドに聞きに来てるしね。実際、俺よりも君の方が。冒険者の知識を、持ってるんじゃないかな?」

「そうだね~。アンタは常識を、知らなすぎるからね~」

「そうなのかよ!でもオレ様のが、後なのには変わらねぇ!だから、俺様から名を名乗るぜ!オレ様の名前は、イービスだ!いつか必ず、この世界の誰もが知る!大商会を、起こす男だ!」

「それは、すごいな!俺の名前は、ユニサス。この世界を、(くま)なく旅するのが今の夢かな」

「オレ様の野望を、笑わないんだな?」

「本気なんだろ、当たり前じゃないか!」

「気に入ったぜ!ユニサス!オレ様と、ダチになろうぜ!」

「ああ、こちらこそよろしく!…此処(ハーピア)で、初めて出来た友達だよ!」

「カァー!寂しい青春送ってんなぁー、ユニサス!」

「いや、この街。同年代(若者)の人が、あまりいないみたいでな」

「そりゃあ、そうさ!この街に、オレ様達と同世代の奴が集まるのは!建国祭だけだぜ!」

「で、そっちのイービスとか言ったけ?アンタは冒険者登録をしに来たので、間違いないね」

「ああ、その通りだぜ!」

「アタシは、フレアだよ。イービスは、IDは持ってるかい?」

「いいや、持ってないぜ!IDは、この街で作ってこそ意味があるだろ!」

「はいはい。じゃあ、ギルド・マネー機能で、合計10,000マドカだよ」

「よし、いいぜ!払ってくれ!」

「…はぁ、分かりました。坊ちゃま、用が無い時は完全無視なんですから。…グシュ」


 俺にとってのお爺さん(ルリ)のように、イービスと一緒に入って来た冒険者らしき女性が、イービスに言われて代金を払っていた。


「はい、確かにね。じゃあまずは、このメモリーストーンに血を一滴垂らしてもらえるかい。それからIDに加工するのに、約一時間程かかるから。その間に冒険者について、簡単に説明するからね」

「いや、説明はIDが出来てからで頼むぜ!加工してる間に、奴隷を見てこようと思ってな!」

「ほー。この時期に、奴隷がいるのを知ってるのかい」

「オレ様の街で、ワービーストの奴隷達を連れた冒険者達が。ミルキーウェイに、四人連れて行ったて聞いたんだ!」

「なるほどね。セタ大陸は、一本の紐みたいな大陸だから。どの街も、必ず通るからね」

「そう言う事だぜ!」

「で、そっちの冒険者が。イービスの護衛かい?」


 イービスとの会話が止まらず、どこまでもエスカレートしていた時に、不意にフレアさんが空気同然になりつつあった冒険者の女性に声をかけた。


「グスッ、ヒック!ワタシだけ無視して、皆楽しそうに話して!皆、呪ってやる!……え!?ワタシですか?」

「…アンタ以外に、誰がいるんだよ」

「ああ!?す、すみません!ワタシはこの度、ここにいるイービス坊ちゃまを護衛してきた!ラワーと、言います!」

「じゃあアンタは、依頼の報告に来たんだね。……イービスの護衛完了っと。はい、お疲れ様。今日は、宿舎で旅の疲れを取りな。ちょうど、いい肉が入ってるよ!」

「有難う御座います!でも、イービス坊ちゃまの資金を預かってますので、IDが出来てその金額を移すまでは、このギルド本部にいます!その後にワタシは宿舎で、ゆっくりさせてもらいます!」

「ああ、分かった!帰ったら父さんと兄さん、それと他の家族にもよろしくな!」

「はい、分かりました」


 ゴーン、ゴーン。


「じゃあ、IDは加工しとくから」

「頼むぜ!オレ様も奴隷達を、見て来るぜ!」

「俺も、付き合っていいかな?」

「ああ!もちろん、いいぜ!じゃあ、行くぜ!」


 俺とイービスは、隣の奴隷の施設に向かった。

 すると。シスター服のような、白と黒を基調とした服を着た女性が。こちらに、近づいて来た。


「冒険者の方、ですか?」

「オレ様はまだ、ギルドIDに加工中だが!まぁ、時間の問題だ!」

「俺は、新人冒険者です」

「そうですか。申し遅れました。ワタシは、当施設の担当のセインです」

「オレ様は、イービス!」

「俺は、ユニサスって、言います」

「それでは、イービス様、ユニサス様。本日の御用は、何で御座いますか?」

「奴隷が欲しいから、見に来たぜ!」

「俺は付き添い。…と、言うか。見学ですね」

「では、イービス様。御希望は、御座いますか?」

「今この奴隷商にいるのは、四人のワービーストだけか?」

「はい。その通りで御座います」

「歳は、皆同じか?」

「いえ、8歳の子が二人。9歳の子が一人と、11歳の子が一人です」

「じゃあ11歳の子、以外の子を呼んでくれ!」

「畏まりました」


 セインさんが、階段を上り二階に行った。


「でも、なんで11歳の子を除外したんだ?」

「オレ様は、商人だ!」

「ああ、知ってる」

「だから奴隷には、戦闘と商売。どちらの知識もいる。だから若すぎずまだ成人するのに時間がある、8歳から10歳までで購入すると決めていたんだ!」

「なるほど!そうゆう理由があったのか」


 俺達の話が、終わると。見計らったように、セインさんが三人の女の子を連れて来た。


「この子達が、イービス様の御希望する子達です。右から、コハク・レオナ・ルリンです」


 皆同じ貫頭衣の服を着ていて、それぞれの髪と瞳の色は。コハクが、白髪に所々に黒い毛も混じっていて青色の瞳。レオナが、オレンジ髪で金色の瞳。ルリンが、銀髪で青色の瞳。コハクとルリンは髪と瞳の色だけなら、姉妹と言っても気付かれないかもしれない。

 だがワービーストの特徴である、耳と尻尾が全然違う。俺が見た感じ。コハクとレオナが猫系の耳で、ルリンが犬系の耳だと感じた。

 髪型は。コハクが、ショートヘアでボサボサ。レオナが、ロングヘアでストレートに整っている。ルリンが、ミディアムヘアで外側に跳ねた髪だった。

 コハクは退屈そうで、レオナは緊張しているみたいだ。そして、ルリンはとても機嫌が悪そうだ。


「こいつ等に、質問していいか?」

「ワタシが、止めない限り。どうぞ、御好きに聞いて下さい」

「お前達の母親のジョブは、なんだ?右から、教えろ!」

「…」

「…どうした?」

「それを答えて、ウチに何の得があるの?」

「「「「!?」」」」

「!?…コ、コハクちゃん!?ワ、ワタシ達は、もう奴隷なんですよ!?」

「…関係ない」

「ふ。オレ様は、商人だ!オレ様に、気に入られれば!仕事は、してもらうが!お前の望みを、叶えてやるぜ!」

「…男に二言はない?」

「ああ!オレ様は、商人だ!商人は、信用が一番大事だ!オレ様が、嘘をつく事は無い!あっては、ならない!だから、オレ様を信じろ!」

「…分かった。ママは、捕食者だった」

「ほぉ~、レアなジョブだな!」

「つ、次はワタシですね!ワタシのお母さんは、統率者です!」

「またしても、レアなジョブだな!」

「次は、ボクだね。ボクの母さんは、剣士だったよ。まぁアンタが僕の御主人様には、なれないけどね」

「まぁ後の事は、今はどうでもいい!次の質問は」

「ちょっと、聞いてもいいか?」

「うん?…何が聞きたいんだ、ユニサス!」

「なんで母親のジョブを聞くのか、不思議で?」

「「「「「!?」」」」」


 なぜイービスは、この子達の母親のジョブを聞くのか。気になったので、聞いてみた。


「…本当に、分からないのか?」

「??…分からない」

「はぁ~、フレアさんの言った通り!ユニサスは、本当に常識を知らなようだな!いいか!子供は同じ性別の親のジョブが、遺伝的に自分のジョブになる事が当たり前なんだ!だから人族だけが、男の子は父親の女の子は母親のジョブになる!そして亜人達は女性しかいないから!必然的に、母親のジョブを遺伝する!分かったか、ユニサス!」

「ああ!でもステータスで調べれば、確実なんじゃないのか?」

「はぁ。昔からの言い伝えで、成人する前にステータスを見ると!そいつは魔族になるって、言われてんだよ!なんでも、かなり昔に実際にあった事だとか!」

「なるほど、だから母親のジョブを聞くのか!」

「ああ、そうだよ!」


 イービス以外の、俺を見る目が冷たい。


「…俺が此処にいると、話が進まないな。ちょっと、向こうに行ってるわ」

「うん?そうか!また後でな!」

「ああ!」


 俺はその場を離れた。

 少し歩くと、階段裏が明るかったので行ってみた。


 チュン、チュン。


 階段裏の壁には、明り取り用の窓があった。その窓枠には、小鳥が1羽止まって鳴いていて、窓から入る光を浴びて気持ちよさそうにソファーで眠る少女がいた。

 その瞬間が、まるで絵画のような美しい光景に、思わず心を奪われていると。


 ピクッ、ピクピク。


 眠っていた少女が、目を覚ました。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。

ステータス、変化なし。


2017/9/7 改稿しました。

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