閑話 とある冒険者達の帰路
閑話なので、短いです。あと第三者目線で、書いてみました。
殆ど、会話ですが。誰が誰かは、分かると思います。
因みに。名前が出ない子供達は、第二幕で出てきます。
名前は、もう決まってます。あえて、名前を出しませんでした。
ビックリする事に、また評価を受けました。それが、なんと!?またしても、文章もストーリーも最高評価の5ptでした!!
此処は、ミルキーウェイとガイアンを結ぶ街道。
この街道を今、二人の冒険者達がガイアンに向けて旅をしている。
彼女達は友人達の遺言を守るために、中央のシンジュ大陸から海を渡りセイヤ大陸を経由し、もう一度海を渡ってこの最南端に位置するセタ大陸の、東の果てにあるミルキーウェイに来ていた。
そして今、彼女達は友人達の遺言を守り。友人達の娘達を奴隷として、ミルキーウェイの冒険者ギルドに連れて行った帰りなのだ。
❖ ❖ ❖ ❖ ❖
時を少し遡り。
彼女達が、ミルキーウェイに着いた時。
ロニス「さあ、皆起きて!目的地に着いたわよ。ここが、アナタ達が素敵な御主人様と出会う。かもしれない、ミルキーウェイよ」
ロア 「…ん」
ルリン「ふん!ボクは、ロア姉さえいればいいもん!」
レオナ「うわ~、森に囲まれてます!」
キャロ「ふふ~!凄いでしょ~!でもね~、ミルキーウェイの凄い所はね~。お城の後ろにね~、湖がある事なんだよ~!」
コハク「ふぁ~~。そんな事、どうでもいいから。早くご飯にしよう」
ロニス「あ、アナタ達。分かってるの!早めに買い取ってもらわないと、アナタ達は鉱山行きなのよ!」
ロア 「…ん」
ルリン「ふん!ロア姉さえいれば、鉱山でもいいよ!」
レオナ「い、嫌です~!」
キャロ「ロニスちゃん!子供を~、泣かしたら~。メッ!だよ~」
コハク「もう話はいいから、ご飯にしよう!」
ロニス「分かったわよ。でもアタシ達はもう、一緒にいてあげられないからね」
ロア 「…ん」
ルリン「いいよ!ボクは、ロア姉と一緒だもん!」
レオナ「ふ、不安です~!」
キャロ「大丈夫~!大丈夫~!心配な~い!」
コハク「ご飯は?」
ロニス「はぁ~~~、もういいわ。アナタ達、冒険者ギルドに行ってから奴隷施設に行くから。ちゃんと付いて来てね」
ロア 「…ん」
ルリン「ロア姉が行くなら、ボクも行くよ」
レオナ「りょ、了解です!」
キャロ「ふふふ~♪皆~、いっくよ~♪」
コハク「ああ、お腹空いた」
それから冒険者ギルドに着くまで、この調子だった。
ロニス「あの~、奴隷の護衛で来た者なのですが」
職員 「ああ、はい。…奴隷の子は、そのワービーストの子供四名ですか?」
ロニス「はい、そうです」
職員 「では代表者を呼びますので、少々お待ち下さい」
さっきまで静かだったのが嘘のように、また騒がしくなり始めた。
コハク「ご飯まだ~。このままじゃ死んじゃうよ~!」
キャロ「ふふふ~、もう少しの辛抱だよ~。お姉さんと~、遊んでよう~」
レオナ「た、楽しそうです!」
ルリン「えぇ~、ボクはいいよ。ロア姉と遊ぶ」
ロア 「…」
コハク「あ、お肉だ!ガブッ!!」
キャロ「キャア~。食べられる~!」
レオナ「や、やめるのですよ~!」
ルリン「もう、うるさいなぁ!ねぇ、ロア姉!」
ロア 「……」
さすがに、堪忍袋の緒が切れたようだ。
ロニス「アナタ達!煩いわよ!」
セイン「あの」
ロニス「え!なによ~!」
セイン「子供達を護衛してくれた、冒険者の方でしょうか?」
ロニス「…ハ、ハイ。ソウデス」
セイン「この度は、お疲れ様でした。ワタシが宿舎のピンさんに、お二人の代金は払うと伝えておきましたので、今日は宿舎で旅の疲れを取り存分にお食事を食べていって下さい」
ロニス「ハイ」
セイン「アナタ達は、こっちに来て下さい。お部屋に、案内します」
子供達「「「「「……」」」」」
子供達が互いに顔を見合い、不安そうにロニスとキャロの方を見た。
ロニス「ふ~。…ほら、行きなさい」
ロア 「…ん。お世話になりました」
ルリン「フンッ。僕とロア姉を守ってくれて、ありがとう!」
レオナ「か、感謝です!」
コハク「ご飯~!」
キャロ「じゃあね~。元気でね~。体には~、気を付けるんだよ~。あと~、あと~」
ロニス「キャロさん、もういいよ。…皆、元気でね!」
ロア 「……ス」
ルリン「ロ、ロア姉!」
レオナ「ふ、ふぇ~ん!」
コハク「お肉~!?」
キャロ「ビ、ビェ~~~ン!」
ロニス「ああ、もう。喧しいな!キャロさん、さっさと宿舎に行くよ!」
キャロ「…グスッ。ロニスちゃん~、待ってよ~!」
そうして、宿舎に大人の冒険者二人と奴隷施設に子供たち四人に分かれた。
次の日の朝。
ロニス「じゃあ、出発しましょう!キャロさん、行きますよ!」
キャロ「ふぇ~!?もう~、行っちゃうの~?」
ロニス「アタシ達にも、やる事がありますからね」
キャロ「ブゥ~、ブゥ~!ロニスちゃんの~、意地悪~!皆に会うと~辛いからって~、こんなに早く~出て行くなんてぇ~!」
ロニス「な、何言ってるんですか!?そ、そんなんじゃなくて!そ、そう!善は急げって言うじゃないですか!だからですよ!」
キャロ「…!?ふぅ~ん、そうなんだ~♪」
そして、門の前。
ロニス「…じゃあ、帰りましょう」
キャロ「その前に~、やる事があるんじゃないかな~♪」
ロニス「…やる事ですか?」
すると、城壁の陰から。
ロア 「…キャロさん、…ロニスさん!…今まで、…本当に……有難う御座いました」
ル&レ「「有難う御座いました」」
コハク「zzz、お肉~♪」
キャロ「宿での会話~、聞かれちゃったみたいだよ~♪」
ロニス「はぁ~。これは一本取られましたね♪…アナタ達と過ごした数か月、とても楽しかったですよ♪」
コ以外「「「…ロ、ロニスさん~!!」」」
ロニス「もう、まだまだ子供なんだから♪アナタ達が、幸せである事を願っていますよ」
キャロ「ふふ~ん!こっちに来ても~、いいんだよ~♪」
コハク「zzzお肉、頂きま~す♪」
キャロ「い、痛たたた~!」
4R 「「「「ぷ、……あはははははは」」」」
キャロ「笑ってないで~、助けてよ~!」
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そして、現在。
キャロ「やっぱり~。私達で~引き取っちゃ~、ダメかな~」
ロニス「ダメに決まってるでしょ!」
キャロ「なんで~?」
ロニス「他の家の子供の育て方に、口なんて出せないでしょ!」
キャロ「だから~、なんで~?」
ロニス「はぁ~。ジブンの子供もほったらかしにしてるアタシ達が、言えた義理じゃないからよ!」
キャロ「なるほど~!」
ロニス「それにエンジェとアンも、アタシ達と出会った時。『親に捨てられた~!』って、泣いてたじゃない」
キャロ「そういえば~、そうだったねぇ~。ふふふ~。懐かしいねぇ~!」
ロニス「えぇ、そうね!……お邪魔虫が、来たようね」
魔物 『グウゥゥ、アオ~~ン』
ロニス「ビックウルフの群れだね。キャロさん、お願い!」
キャロ「は~い!ファイヤーショット!」
ロニス「やっぱり魔物じゃ、キャロさんの敵じゃないね」
キャロ「1匹近づいてこないよ~。あ~、逃げた~」
ロニス「あっちは、ミルキーウェイの方角だから。問題ないわね」
キャロ「そうだね~。あの子達も~、結界で守られてる街から~出られないしね~」
ロニス「それに建国祭は、二ヶ月後だしね」
キャロ「また~、娘達に~会ってく~?」
ロニス「そうね。また当分は、会えないだろうし。頼まれた事を、ガイアンで済ませてから、会いに行きましょう!」
キャロ「ふふふ~。楽しみ~♪」
この日に、ユニサス(雪谷禎康)は転生した。
誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。
気付いてる人は、いると思いますが。逃げたビックウルフ、ユニサスを襲ったのはこいつです!
2017/8/31 改稿しました。




