再生の代償ーー傷のない痛み
蒼の呼びかけを受けた紫乃は
「痛っ」と呟きながら
悟と合流するために歩いていた
彼女の体には
脱臼と切り傷の痛みが襲っていたが
彼女自身は傷をおっていなかった
そんな彼女は
(今日も無理したなぁ
・・再生するから問題ないけど)と思いながら
スマホでタクシーを呼ぶ
待ってる間
体中の痛みを耐えながら
(明日じゃ治らないよね・・・
次から関節外すのは控えよ)と
今日を振り返っていると
タクシーが目の前で駐車した
そのタクシーのドアを開き
体を抑えるように
椅子へ座り込むと
目的地を伝え(今日殺した
子誰だっけ・・・・)と記憶をたどる
数分して思い出した紫乃は
(隠世会に所属する前に
私を狙ってたバイトの子)と
一日を振り返っていると
車が止まる
目的地に着いたのを確認すると
タクシーのドアを開けた
目的地である隠世会の
ホテルへ歩いていると
見知った顔を見かけ
思わず「待ってたんだ」と呟きながら
蒼の元へ歩いていった
蒼は来ちらへ向かってくる
紫乃の足取りに
「また無茶したか」と
心配した
そんな蒼の様子に
「関節外して粘りつく技術は
十八番だから」と
そっと返す
そんな紫乃の様子に蒼は
「奥の手の間違いだろう?」と
引きながら言い返すと
紫乃は「控えようと
反省したばかり」と呟く
その様子に
「その返し何度目だ?」と
呆れたように言って
一緒にホテルへ向かった
ホテル内に入ると各々
部屋番号のあるほうへ向かっいった
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紫乃は部屋に着くと
「フゥ」と一息吐き
スマホを確認する
スマホを開いた紫乃のスマホに
蒼のメッセージが届いていた
その内容は集合場所と出発時間だった
その内容に目を通した紫乃は思わず
「え?」と呟いて時計を確認する
時刻は20時を回っていて
普通ならまだ余裕がある時間だったが
紫乃は焦ったように
出発時間を二度見した
朝の早すぎる出発時間に
紫乃は顔を歪めると(今から風呂に入って
歯を磨いたら直ぐに寝よ)と呟いて動き始めた




