日記
(あらすじ)
途中から驚愕の内容に・・・・。
2009年1月1日。
今日から健太の日記を始めます。
1月2日
学校から帰る途中
後ろから妙な物音がした。
怖かったので急いで帰った。
1月3日
友達の昇平と遊んだ。
1月6日
日記を中断してしまった・・・
昇平が空へ旅立っていった。
ショックから立ち直れない。
1月9日
また中断してしまった。
あのことから立ち直れず部屋から
出なくなった。
1月10日
薄暗い部屋から物音が耳鳴りのように
鳴り響いている。
1月11日
クラスの子が、次から次へと交通事故を起こしていく。
1月20日
僕は、分かった。この物音は、死神の近づく音だと。
1月21日
物音が、僕に近づいてくる。
1月21日を最後に健太の日記は、途絶えた。
「・・・・っと。これで終わりだ!出来た~」
作家の板垣健太は、短編小説の
一話を書き終えた。
「こんなのフィクションだよ!ワハハハハ!死神なんて
いてたまるかっ!」
と、死神の存在を否定するように笑う。
ガサッガサッ
「!?」
薄暗い、電気といえば机の上にある
スタンドだけだろうかそんな部屋から
耳の奥を揺さぶるような物音が鳴り響く。
(皆・・・死ぬ・・・)
物音は、次第に皆死ぬという言葉へと変わっていった。
この話を最後に健太の作品は、途絶えた。






