お化け屋敷
(あらすじ)
お化けのすむという屋敷に男が一人住んでいた。
ドド~ン
雷が鳴り響く山奥に
古ぼけた屋敷が堂々と立っていた。
ココは、5年前からお化けが出るという
うわさの絶えない屋敷でもあった。
その屋敷に一人の男が住んでいた。
この屋敷に住み始めたのは、5年前だ。
その男は、口数が少なくほとんど何も喋らない
男であった。
ギシッギシッ
廊下を歩きワイングラスの入ったケースから
ワインとグラスを取り出し
口に含んでワインをたしなんでいる。
この屋敷には、お化けに興味がある人がよく
この屋敷の中に入ってくることがある。
この男の楽しみは、この屋敷内に入ってビビッている人を見る
ことである。
こんな古い屋敷に住んでいて楽しみはほとんどなく
コレがゆういつの楽しみであった。
その時
また、興味だけで屋敷に入ってきた
者がいるようだ。
ギシギシ
古びた戸をあけて屋敷の中へ入ってきた。
「ココがうわさの・・・お化け屋敷・・・肝試しをしようか・・・」
玄関付近で順番を決めるじゃんけんをしている。
ギシギシギシッ
男は、屋敷に入ってきた者のところに行った。
そして、男は久しぶりに口を開き
「仕事か・・・。」
今日も、屋敷に悲鳴が鳴り響いている。