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7歳の記憶
「あんたの顔みてるとイライラするからどっか行って」
7歳の私にとって
私なんか死んでしまえばいい
と思うには充分な言葉だった
リビングを出る時に後ろを振り向くと
母親の後ろで隠れて泣くふりをする弟がいた
扉をそっと閉め2階の階段を登る間も
子供ながらにどうやって死んだら良いのだろうと考えていた
きっと些細な親子喧嘩だと今の私ならそう思うであろう
読んでくれてる人も大した事じゃないと思うだろう
7歳から27歳になるまでの20年間どんな事をされてきたか、今どうして幸せになれたか
これは私が家族と縁を切って幸せになるお話