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敬語おじさんとフルーツバスケット3


(さあどうするの花島? 戦いから逃げるの? それとも名誉の死を選ぶの? どちらにしろ貴方の負けよ!!)


花島は初めから質問を決めていたかのように、特段悩むこと無く質問を繰り出した。


「じゃあ次は……フルーツバスケットね!」

「おお、やっと動けるぞ!!」

「なん……だと……っ!」


梨花が遅れて立ち上がるとそこに花島が余裕綽々でふわりと座った。


「ふふふ、梨花さん貴方は大きな勘違いをしているわ。」

「どどういう事だ!! お前は戦いから逃げただけだろ!」

「違うわ。私の狙いは最初からこの席よ。……先生を見くびらないで、梨花さんだって美味しく食べられる想像力は持ち合わせているわ!! エ〇モやジョン・〇ノンを超えるイマジネーション能力(女児限定)がこの花島 美波の長所よ!!」

「くっ……やられた!!」

「……まさか師匠が突っ込みすら忘れる程動揺するなんて!! そしてそれは貴方の短所です先生!!」


ジョギオの突っ込みも無視して、悔しそうに梨花が中央に向かうと混乱で考えが纏まらないのかフルーツバスケットを宣言しムシズが質問者になった。


(師匠があの様子では突っ込みは難しいだろう。ここは私が引き受けるしかない!!)


「では、この夏セミのおしっこを2回以上かけられた事のある人!」

「いや、普通いないだろ!!……えっ!?」


ジョギオと梨花以外は立ち上がり鈴木が質問者になった。


「ワタクシは30回はかけられていますね。」

「うちは3回かけられたな!」

「先生、2回やられたわね。それにしても凛ちゃんにかけるなんて!! セミ許すまじ!!」

「私は4回いかれましたね。」

「1人は異常者だからいいだけど、それでも皆さんかけられ過ぎじゃない??」


(なかなかシビアな戦いだな。柔軟に対応しないとここにいる癖の強いメンバーに突っ込むのは難しい。見極めなくては!!)


「では、おじさんキャラじゃなくて美少女キャラをそろそろ出した方がいいと思う人。」

「それは賛成!!」


鈴木の質問にジョギオが素で返事をしたのと同時に全員が立ち上がり、今度は凛ちゃんが質問者になった。


(やはり、一筋縄ではいかないか!! 凛ちゃんも鈴木さん同様に予想外の質問でくる可能性が高い。気を引き締めないと!!)


「うーん、ネタが切れると安易に下ネタ要因で先生を多用するのは良くないと思う人!」

「それも同意!!」


またしても凛ちゃんの質問にジョギオが素で返事をしたのと同時に全員が立ち上がり、今度はジョギオが質問者になった。


(というか梨花さんがいないから私がオチを付けないといけないのか? ちょうど全員が回ったし良いタイミングだろう。……梨花さんも目線でオチを要求している! 何かないのかフルーツバスケットに因んだオチは!! ……思考を加速させろジョギオ!! フルーツバスケットの終わり方……?)


「フルーツバスケットの終わるタイミングわかんないと思ってる人。」


全員が立ち上がり、なんか有耶無耶になって終了した。フルーツバスケットとはそういうゲームだった。


読んで頂いてありがとうございます!

もしご感想があれば是非聞かせて下さい!


また↓☆☆☆☆☆から評価が出来ますので、面白かったらお願いします。とっても励みになります!


まあ色々言いましたが何より続きを見てくれれば嬉しいです!次回もお楽しみに!!

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