【第1章】 第7話 パーティを組むぞ!
【第1章】 第7話 パーティを組むぞ!
そして、月日は流れ、俺は5歳となった。
ちなみにレベルは32、魔法はランス系、ビット系を覚え、スキルはファイアスラッシュ、ルナスラッシュを覚えた。レベル40以上の魔法やスキルは父母はわからないらしい。狩場も東西南北すべて攻略したが、北にある禁断の森だけは父も行ったことがなく、行っていない。
父はレベル40となって、しばらくあがっていない。
装備については、知らなかったがSTRが少ないと強い装備を使うことができないらしく、俺はSTRがなくても使えて強いレアな剣の
黒鉄の剣 攻撃力100
STR+3
DEX+3
を装備している。
父母いわく、STRが1で装備できる剣で1番強いものであるらしい。偶然知ってしまったが、なんとお値段400万シルバーである。(日本円で400万円つまり乗用車1台分)
この剣は、父が今まで溜めたお金で4歳の誕生日に買ってくれたもので、俺は不覚にも泣いてしまった。
さて、今日はこれから、父の友人達とその子供と顔合わせである。父と母には、俺が選定者であることは口止めしているが、父から
もうライフは一人前になった。これからは1人で狩に行ってかまわないが、もしよければ同年代の子とパーティーを組む練習として、父さんのパーティの子供達とお試しパーティを組んでみないか。
と言われたのだ。俺は正直パーティに興味があったし、大体他の子はどれくらいの強さなのか、気にもなったので話を受けることにした。
でも弱かったらなぁ。てか5歳児だから結構きびしいよなぁ
村の酒場である。
お、来たか。
父さんと他に大人の男が3人、それぞれに5歳くらいの子供で男1人と女が2人か。
紹介する。息子のライフで…まぁ剣士かな?
ライフと言います。よろしくお願いします。
随分しっかりした5歳だな。何かちょっと不安だったけど、ライフ君がいれば大丈夫な気がする。
ライフ、座りなさい。右からアベルで治療師、その子供のミナトちゃん、ハザンで盗賊、その子供のサスケくん、ノームで魔法使い、その子供でプリムちゃんだよ。
みなさん、よろしくお願いします。
早速だけど、みんなでこれから狩にいかないかい?この村では5歳から狩の手伝いをすることになるんだ。
なるほど、俺はもう手伝っているけど、みんなははじめてなんだろうか。
ふふふ
ノームが笑う。
はははは。
ハザンも笑い出した。
いや、大丈夫。もうライアが考えていることはわかっていて、みんな3歳のころから狩の手伝いをさせているよ。
ライフ君が剣士、サスケが盗賊、プリムちゃんが魔法使い、
ミナトちゃんが治療師で自由にさせてみよう。
リーダーは、じゃあライフ君、頼めるかい?
…わかりました。みんないい?僕がリーダーで。
ち、しかたねぇ。
いいわよ、おためしだからね。
大丈夫です!
なら、歩きながら自己紹介をしつつ、南の狩場にいってみよう。南の狩場のモンスターは?
ワイルドボーン!
よし、行こうか。
俺たちは、4人で南の狩場、つまり正面出入り口へ向かった
。大人たちは見えなくなってしまったが、後ろからついてきているらしい。
とりあえず、簡単に自己紹介しよう。僕はライフで剣士かな?レベルは32で狩場は禁断の森以外は全部いったかな。
好きなものはハウルベアーの肉。どうぞ。
レベル高えなぁ。俺はサスケで盗賊だ。レベルは…すまん14だ。狩場は北以外いったことはあるが、1人でモンスターは狩ったことがない。
ふーん。あたちはプリム、魔法使いよ。レベルは11で低いけど、魔法は得意よ。得意なのはファイアーボール。狩場は北以外いったことがあるわ。
私はミナトです。治療師で、レベルは30です。狩場は禁断の森以外は全部いきました。得意なのは回復全般で、攻撃は攻撃魔法でファイアーボールしか使ったことないです。
なるほど、ミナトちゃんは3歳くらいから狩についていってるってなんか聞いたっけ。
こうなると、心配なのは俺が能力2分の1がかかってるからどうなんだろうか。実は父と狩に行ってる時は特に感じなかったんだよな。仮説としては、選定者だから能力値が高くなってて、2分の1になってちょうど普通なのかな。
となると、選定者っておそらくとんでもない神童扱いをされて、勘違い君になって入園してくる可能性ありだな。
よし、出入り口についた。
門番さん、狩に行きたいのでお願いします。
お、聞いてるよ、ライフ、サスケ、プリム、ミナト、絶対に無理するんじゃないぞ。
気をつけます。
そうして、俺たちは、初パーティーの活動を開始した。
よし、今日はこの狩場で移動はなしにしよう。もう少し移動したら、安全でよく周りが見渡せる場所があるから、そこで待ち受けて、獲物を呼び込んで倒そうと思う。
ここのモンスターは、ワイルドボアで猪もどき、ジャイアントモグモグでモグラもどき、西の狩場から時折ゴブリンが迷いこんでくる感じだ。
よし、場所についた。それじゃあ、モンスター1体ずつ倒そうと思うんだけど、僕が正面を担当するから、僕が戦いはじめてからちょっと離れて、プリムがファイア系の魔法、安定してきたら、サスケがモンスターの背後から挟み撃ちで攻撃して。
2体になったら、僕が1体を担当するから、もう1体をサスケが攻撃して、プリムとミナトで援護して。
わかった。
モンスターは俺が釣ってくる。
もしモンスターに襲われたら空に魔法を放って教えること。
…なんだかいろいろ勝手に決めたけど、とりあえずだしいいか。まぁ正直ここのモンスターは、レベル15くらいで倒せるから、まあ、楽勝かな。
…楽勝だった。