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【第2章】 第12話入園

【第2章】 第12話入園


いよいよ、今日から人族育成学園に入園だ。

俺は朝1番の馬車で、クロガネ国に向かっている。入園の案内には、今日の17時までに手続きをすませればいいらしい。明日からが本格的な授業が始まるのだそうだ。

馬車は8人乗りで、途中から7人のって、既にいっぱい。中には10歳くらいの男の子と女の子がいるので、同じく入園する子かな。

あと、3時間くらいか。もう一眠りするか。

俺は結局レベル50を超えることができなかった。あと少しだと思いながら、何度ジャイアントパンプキンを狩ったことか。

あと少しのはずなんだけどなぁ…


おーい、お客さん着いたよー

うお、寝すぎた。もう、みんないないぞ

あ、すみませんもうクロガネ国ですか?

そうだよー。起きなくて困ってたよ。はやく降りた降りた。

俺は馬車をおりた。

遂についた。ここは村でもなく、憧れの都会だ!

学園はどこだろう。

案内には、王宮の目の前ってかいてあったな。お、ここかな?あっているみたいで、俺は受付のひとに案内状を渡すと、中に連れていかれた。50歳くらいの白髪まじりの男かがいた。

お、人数的に最後かな?よくきたね。これからテストをします。実力をみせてほしい。

当然、成績でクラスや順位がつくので、間違っても手を抜かないように。

わかりました。

まずは剣の腕をみせてもらう。こちらへ来てください。

男についていくと、闘技場に連れていかれた。

そこでは、馬車でみた女の子が、細いレイピアを持った30歳くらいの男と戦っていた。

もー、むりだよー。私魔法使いだもん。

女の子は持っていた短剣を放り出し、ギブアップしていた。

はい、そこまで。次の人どうぞ。

あ、はい。

なるほど、あのレイピアの男を倒せばいいのか。

はい、それではこれから剣の腕をみます。魔法はなしでスキルは使って大丈夫です。緊張せずに、私を倒せなかったからといって不合格にはなりませんから。さぁいつでもどうぞ。

よし、やってやる。

俺はいきなり、間をつめる。懐に飛び込んで、

ルナスラッシュ!

っはや!

男はとっさに反応し、飛び退いた。

いまだ、

ショックショット!

俺は剣を持ったまま右手で正拳突きをして、拳から衝撃波を繰り出す。レベル50で覚えた、衝撃波をだすスキルだ。敵のターゲットをとるのに便利で、時々使っている。村の拳闘士に教えてもらったのだ。

ぐぅ。

よし、この隙にさらに懐に飛び込んで、発動がはやい

スラッシュ、スラッシュ。

ズパン、ズパン。

く、くそ、燕返し!

カキン!ありゃ

相手の剣の軌道が変わって、剣が持っていかれてしまった。

仕方ない。拳と蹴りでやるか。

俺は、前世の那須川天心を思い出しながら、

シュシュ!

攻撃が終わったら、距離をとる。

離れて

ショックショット!

くそ、燕返し!

大技がきたら離れて、隙をみて

ネリチャギ!

を繰り返した。

ついに、レイピアの奥は

はぁ、はぁ、もういいよ。よくわかったから

お、やった、勝った?ようなものだよな。

ありがとうございました。次はどこへ?

隣で窓当ての魔法のテストだ。

なるほど、あそこか。

2〜3人が、

ウォーターランス!…全然壊れない

なるほど、破壊力のテストか。

えー、今きた方、あの的に1番自信がある魔法をぶつけてください。

あ、わかりました。

よし、ここは度肝を抜いてやろう。

ザンダーボルト!

ズガガガン!

両隣の的も壊してしまった。得点3倍かな。

ざわざわざわ…

何だあいつ。教官と引き分けるし、的を3つも壊すし、」ばいのがきたな。

ふふふ。何だか前世は劣等生だったから、今回は首席とか狙ってみるか。

…すごいわね。はい、今日は終了です。番号は77番ね。

今日の結果で順位がでて、AかBクラスに分かれてもらうからまた明日きてください。

わかりました!

俺は意気揚々と、学園を後にした。



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