キトラ成人
さて立派に成人し・・・・・
鍛錬により・・・・
磨き抜かれた肉体は素晴らしい美しさであり・・・・
故に嫉妬や妬みを買い・・・・・
今では孤独に生きるキトラ・・・・
キラク達とももう長くあって居ない・・・・・
さりとて鍛錬を止めず・・・・
早朝から外で草むらの中・・・・
ただじーと立ち・・・・
負荷をかける・・・・・
全身から汗が滴り・・・・・
朝日の中輝くキトラ・・・・
戦闘体の強度高め念術の技量をより高めるトレーニング・・・
「其れより」
「知覚系の方が良いと思うけど」
「ジョー何処でも現れるな」
キトラは嬉しそうにニパッと笑う・・・・
「ほれぼれする笑顔♪」
「ありがと!」
生身も同様に笑うのだろう・・・
戦闘体と生身が同じが此の世界理・・・・・
「やれやれ」
「とはいえ」
「ジョーとだけとはわびしいもんさ」
汗を輝かせつつトレーニングを終了させ・・・
「食い物は」
「草」
指をさし下でキトラはにぱっと・・・・
「住処は」
「木」
そこそこに大きい木を指さし・・・・
「毎度思うが酷過ぎるーーー」
送り込んだの俺だけどさ!
酷くね・・・・酷すぎるよな!
「ヒロイン候補の一人とも会えてないしな」
「ジョーじゃねえの?」
「・・・・・・・・」
「いいのか?」
腕を組み考えるキトラ・・・・
「わかんね」
きらりとニパッと笑う快男児♪
「でだ親はどうだ」
「ヴァイスとオカンか?」
俺の問いに晴れやかに・・・・
「どっかで宜しくしてるらー」
「そうだろジョー」
「・・・・・そうだ♪」
「いやーうらやまだー♪」
現在の皇帝と妻を親と見ていないと・・・・・
「最後に」
「今が良いか?」
はっと笑い・・・
「ねえなぁー」
キトラは目がすわり・・・・
「今じゃ救えねえよ」
「ダチが居ねえような奴に世が救えるかっての」
パーンと手を叩き・・・・
「どうするかなと思ってんだけだけどな」
力なく笑う・・・・
「けどなー監視がうざくて」
誰かに近寄れば危害が及ぶ可能性が有る・・・・
故に一人遠くを見渡せる木で暮らしているか・・・
体を衣服をズボンと靴のみだが洗浄し・・・
「んじゃ飯にと」
草をむしろうとキトラは身を・・・・
「まてまて」
「お!今日もご馳走してくれんのか?」
良い笑顔を浮かべるキトラ・・・・
しょうがないと・・・・・
そろそろ独り占めは止そうとジョーコトジョー・カナーは想うのでした!
お読み頂き有難う御座います。