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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

本当の悪魔はだあれ?

作者: 姫柊 時雨

初の作品で拙いです。10分クオリティです。ヤマなしオチなし誰得小説です。



皆さん、異世界転生とかはご存知でしょうか。いや、こんなかしこまった言い方したけど前世は99歳までの大往生。どうせならあと1歳!って思いながら過ごしてると誕生日明日だよーって曾孫に言われて桜を眺めてたら眠たくなっておやすみー。で死んじゃったから実際には100歳って言ってもいいんじゃないかなぁ。



そんな爺さんがなぜイケイケ(?)な異世界転生なんて若者言葉を知ってるかというと婆さんの趣味が小説を読むことで電子機器苦手なくせにスマホを駆使して小説を読んでいたからたまに話してくるだよなぁ。何言ってるかは90%以上分からなかったけど婆さんが楽しそうだったからそれで幸せだったんだけどなぁ。


『死んだのかぁ。』



元々は日本人兵士で少し位が高い将校、なんて立場だったから戦いとかは慣れてるけど好きではないんだよなぁ。そう、だから



「死ねぇぇぇぇぇ!!」



「ぶっ殺す!!!!」



「ぎゃぁぁぁぁぁあ」



「だれかたすけてくれっ!!!」




こんなところに誰が来たいと思うか。いくら慣れててもこれはキツい。血の匂いも酷いし何よりも死体の匂いが。あの頃を思い出して泣きたくなる。婆さんに出会う前の、狂犬と呼ばれた頃を_______。


なんて行ってる間にも人は死んでいくわけで。あ、俺はギルバート・フォレスタリア伯爵家の次男5歳です。



「ギルバート坊っちゃまを………うっ!!」



ここは伯爵家の領地で俺の家だけど反乱が起きてるんだよねー。転生、とやらをしたけど基本的には甘ちゃんに育てられたからゆるい性格なんだよねー。でも狂犬だった時代のことも知ってるから。



「1人でたいしょできたら兄上は褒めてくれるかな?」



剣の扱いなんて今世ではやってないし銃も使ったことないけど。前世での記憶で体は覚えてる。アニメや漫画じゃないから銃弾を避ける、なんてことはできなかった日本人時代だけど今はそんな事が出来るほど身体能力も上がっている。しかも、幼いぶん体が柔らかい。銃弾もよけれるさ。






_______




「ぼっ、坊っちゃま…………」




あのまま3日間飲まず食わず眠らずでたった一人で戦った5歳児は悪魔と罵られた。両親からは気味悪がられ唯一の兄は両親から離れて田舎に暮らしているという。まるで悪魔から離れるように。あぁ、恐ろしや。



それがフォレスタリア家の恐ろしい出来事だ。あの5歳児の悪魔がどこに行ったのか、誰も知らない。











「兄さんーーー!!」



「あぁ、僕の小鳥ちゃん。そんなに走り回ればコケてしまうよ。」



コケッ!



「いったぁぁぁぁ!」



俺、ギルバート・フォレスタリアは18歳になりました。兄上は20歳です。俺たちは結ばれてしまったのです!前世なんか関係ないよね!後から聞いた話じゃオレの戦闘スキルは兄上譲りだから死なない程度に襲えって俺しかいない家に兄上が襲わせたらしい。これで誰にも邪魔されないねって兄上に頭撫でられた時は何のことかよく分からなかったけど兄上は俺を恋人にしたいらしい。よく分からないまま父様と母様から離されたけど兄上がいるから寂しくないよ。



今がすっごい幸せだからこのままでいたいなぁ。




「兄上!」



「ん?」



「大好きです!」



「僕は愛してるよ。僕の可愛い小鳥ちゃん。」

補足ですが5歳のギルバート君を殺さない程度に、と指示した兄上は7歳でこの時から着々と外堀を埋めています。父様と母様は諦め気味。別に嫌いじゃないけどもう好きにすれば?って感じ。一緒にいるのは知っているはず。兄上は好きな人は誰にも見せたくない派です。


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