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ドガァアアアアアアアン
凄まじい着地音とともに、遺跡に起きていた
揺れが収まり始めた。
「う、うああああああああああ」
「な、なんだ一体何があったんだ…
とりあえず、一旦町に戻って立て直そう」
一体どこから、光が出ているのか
照らされた空間を見回しながら出口を探す。
発掘で使っていた出口を見つけ一目散に駆けていく
「はぁ、はぁ
気絶して、体力回復したのかやけに体が軽いな」
彼はほかの出来事があまりに異常すぎて、気が付かなかったが
この時、彼は広場から出口までおよそ800mの距離をわずか30秒足らずで走り抜けていた。
「よし、出れ…た?
あれ前よりも、森が茂っているような…」
これでは、村の方向が見当もつかない
どうしたものか、、、
「あれは!」
森の中でもくもくと、煙が上がっているのが目に入った
とりあえず、そこを目指すことにした。
駆けること数分
「こいつは一体・・・」
厚いウロコを全身に覆い、鋭い爪、太いしっぽ
の爬虫類のような生物が5,6匹何かに対峙していた。
爬虫類の一匹は、独にでもやられたのか、痙攣しうずくまっている
不意に動きがあった
対峙していた生物に、爬虫類の一匹が捕まったのだ。
そして、その拍子に対峙していた生物の姿が露わになる
クモだ そう巨大な蜘蛛だ 断じて雲なんかではない