CBAS
ここは、某国ジャングル遺跡
カン、カン、カン
遺跡の中を、堀進む音が聞こえる
「ふぅ、そろそろ休むか」
作業を進めていた手を休める。
「しっかし、掘れども掘れども土ばかりだな
やはり、この遺跡も外れなのだろうか、、、」
片手間に昼食を頬張り終え、再び作業を再開する。
カン、カン、カツーン
不意に、いつもと違った音が洞窟内を響かせる。
「さぁて、何がでるか」
ドガン
ついに、壁を突き破る
その先に現れたのは、どこまで続いているのか分からない空間と
空間に、飾られた無数の鎧?の数々だった。
「んーなんだこりゃ、中華の古代の葬式のやつか?
それにしても、一つ一つの鎧なかなかかっこいいじゃないか」
試しに、先頭にあった隊長?の様な腕輪装飾がある鎧に触れてみる。
【CBASシステム初期起動開始します】
【ユーザー認証フェーズ開始....承認しました】
【システムアラーム発令、システムアラーム発令】
【ユーザー認証成功に伴い、第1フェーズに移行します】
【総員直ちに、フェイズ2体制へ移行せよ
カウント10、9、8、、、、】
「う、うあ
何が何だっていうんだよ一体
出口は、、、あっちか!」
【カウント5,4、、、】
「ま、間に合わねぇぇ!!」
【ユーザー保護プログラム稼働します。
認証ユーザーをCBASシステム内にて保護します。】
「な、なんだこりゃあああああああ」
揺れと、恐怖で感覚は無くなり
徐々に鎧に取り込まれて行きながら気を失った…