アセンション
アセンションプリーズ
『戦う』という言葉に反応した堕天使?が、消えた。
「は!?」
目の前でいきなり消えた敵に戸惑う雅也。
その時。
雅也は何かに殴られて仰向けに吹っ飛ばされる。
「まったく、堕天した何かには驚かされてばかりだ。」
雅也は腹を擦りながら立ち上がるが、また何かに飛ばされる。
あ、ついでに闇から出したレーヴァテインは、よくわからんがなくなってしまっていた|(こっちの都合です)。
「ん?そういえば、走る音もしないし、何のにおいもない、目にも見えない。そういうのを消してるのかな?うん、たぶんそうだな。でも、殴れるってことは実体があるはず。が、存在を感じれないんじゃ勝ち目ないじゃんか。」
が、しかし、雅也の頭の中にある閃き。
「おお、俺って天才だ。」
そう雅也がつぶやいた時。また雅也は吹っ飛ばされる。
そして雅也は、起き上がるのと同時に、自分が来ていたTシャツを脱ぎ、ビリビリと裂いた。
そして、繊維をまわりに投げた。
「実体があるなら、これに触れなければ、俺を殴ることはできない!!つまり!!!お前が攻撃をすれば!!俺に攻撃されるということだ!!」
と、雅也は叫ぶが、雅也は気付いた。
雅也が投げたTシャツの破片は、重力に従い、下に落ちて行く。
繊維は、もう、宙に浮いていない、すべて床に落ちてしまっていた。
「あ。」
顔に激しい痛みを感じ、雅也は気を失った。
ーいくつかのー
雅也は目を覚ました。そして起き上がろうとするが、頭を殴られていたせいで足がふらつく。
「くそっ、なんてことだ。」
相変わらず堕天した何かの姿を見ることができない。
そしてまた、腹を殴られるが。腹に触れている腕か足をつかむ。
「やっぱり、これしかないよな?」
しかし見えない堕天した何かはつかまれていない手で雅也を殴るが雅也は手を離さない。
「よし、俺は決めた。お前を倒して他の奴に堕天の仕方を聞くことにする。」
そして雅也は堕天使化をし、堕天した何かを殴る。
すると、堕天した何かが気を失っているせいなのか、堕天した何かの姿を見ることができる。
「う~ん、他に誰かいないのか?」
「いる。」
「誰すか?」
「シェムハザってんだ。あ、大丈夫、堕天したけど、君が倒した子と違って狂ってないよ。僕はね。」
「で、シェムハザさんは、俺に堕天の仕方を教えてくれるんですか?」
「もちろんだ。君はもう覚悟ができたみたいだから。」
「覚悟?」
雅也は首を傾ける。
「ああ、強い意志や思いをもっていないと、その堕天した者に触れることはできない。そんな感じ。」
「あ、そういうこと。」
「じゃあ堕天の仕方を教えよう。なんと、やり方は簡単!!我らが創造主ヤハウェへの反逆を誓うだけでいいんだよ。」
「あ、そうなの?じゃあ。」
雅也が目をつぶる。
「ああ、ヤハウェとかいうの、なんか、むかつくから死ね。」
すると、あら不思議。雅也の体が神々しく光り出したではないか!!。
「おや?君、それは堕天じゃないよ!!。」
「え?そう?でもいいよ。俺は力が手に入れば何でもいい。」
雅也の体の何かが変化していく。見た目は変わらない。人の常に出す何か、それが、懐かしい何かに変わるのをシェムハザは感じた。
「ただ、力をってね。」
雅也の背中から、翼が生える。
真っ白く、鷲のように力強い翼。
雅也の頭上に光輪がでてくる。
金色の、神々しい光の輪。
「アセンション・・・・・今まで、何者も超えられなかった壁を、君は超えられるというのか?」
「アアアアアアア?」
雅也のすべてが変わった。
「その姿、שנאהか。君は闇を制するものとして、神に使えるものになるのを選んだのか。そうか、それが君の覚悟ならば、もう誰に止めることなどできない。頑張ってね。」
シェムハザは雅也に手を振ると、闇に溶けてなくなった。
いや~いろいろと疲れたが。なんとなくで、なんとなくで終わらせたいです。
そんな感じでまた次話で。