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ラグナロク~堕天使たちの終末~  作者: なんとかかんとかさん
11/15

闇を

なんなんだろう。


いったい何回目だろ。


こんなの

闇の中をただひたすら落ちて行く。


いったいどれくらい経ったのだろう。


あ、まだ3分も経ってない。


なんて考えていたら、闇の色が変わってきた。


「これは、アトンの闇だな。」


黒ではなく紫、それがアトンの闇の色。


そして、とうとう、床に足がついた。


「来たんだね。」


「おう、アトン。」


「始めようか、お兄ちゃん。よくあるあれ。」


「おう、あれだな。あれ。」


「あれ?あれってなんだっけ。」


「ああ?あれはあれだろ。」


「ああ、あれだね、よくあるやつ、力を試すってやつ。」


アトンはどこからか紫色に光る剣を取り出し構える。


「ん?お前が剣使うんだったら、俺もレーヴァテイン使っていいだろ?」


「うん。いいよ、お兄ちゃんじゃ勝てないから。」


さらりとムカつくことを言うアトン。そしてそれに乗って、アトンに切りかかってしまう雅也。


レーヴァテインが出す炎がアトンの闇に飲み込まれる。


「くそ、チートやめろ。」


「お兄ちゃんの力だってチートだよ。」


何度もレーヴァテインを振り回すが、すべて受け止められる。


衝撃も、炎も、すべて闇にのまれる。


「お兄ちゃんの苦しみも、全部闇で包んであげるよ。」


「ふざけんなだよ。俺はな、あれだ、過去から逃げないってやつだよ。痛みは、俺の意志を強める。体の痛み、心の痛み、なんでもいい、それが俺の力になる。もう俺は、痛みから逃げない。」


「おお、かっこいい、けど、どんな意志も、力も、この闇は通さない。」


アトンが造り出した闇に飲み込まれる。雅也がどんなに暴れても、闇は微動しない。


「そいつは、どうかなってやつだ。」


闇から、一筋の光。


「なぜ?お兄ちゃんからは、闇以外、感じなかった。虚無の光なんて、そんな。」


「お前が見落としてたんだろ?俺とみんなをつなげる光を。」


「そんなものが、あったなんて。」


「なんて嘘だよ。もらったんだよ。ほ~ら。」


雅也はポケットから虚無の光の欠片を取り出す。


「変態からな、渡されたんだよ。お前を倒せる唯一の方法。」


「なるほど、よし、勝てない戦いはしないもの。」


「ん?」


「まいった。てことだよ、お兄ちゃん。」


「お前の兄になった覚えはないが、いろいろとよろしくな。」


アトンは雅也の闇の中へ消えて行った。

何故、何故、こんなににも短いのだ。


いや~、最近サボってたけど、実はすごい企画があるんだよ。


レイナントを振り返ろうって奴やってました。


では次話で

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