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【社会学】 人間の基礎は衣食住、それを支えるのは経済

社会学を勉強していく中で、確認しておきたいのは、人間の基礎は衣食住にあることで、それを支えるのが共同体活動と経済である。


他の社会学的行動は、そこから派生して出てきたものであり、宗教は共同体をまとめていくため必要なものであり、国家関係は共同体がさらに大きくなったものである。


衣食住を支えるには共同体がどうしても必要になる。

二人以上の人間が協力して生きていくことが共同体であり、共同体を支えるのがそこに所属する人間の共通思想となる。

その思想・歴史が物語になると、それが宗教となる。

多神教は多くの先祖の物語から発生し、そこに自然を取り入れることで多神教となり、その民族の基本的共同原理となる。


共同体を支えるもう一つの柱が経済である。

ものを売る、買うという行動が経済である。

物々交換経済などは、空想の物語である。

なぜなら交換する価値は絶対的に同一にはならないからである。

交換するものに価値の差分が貸し借りになり、それをどこかに記録する必要がある。

その記録されたものが通貨となる。

その貸し借りを記録した通貨は、物々交換をした者同士しか通用しなかったものかもしれないが、それでも通貨には違いがない。

通貨は共同体の内部でも必ず発生する。

共同体以外でも通貨が流通しなければならないという理由はどこにもない。

通貨は交換してものの差部員であり、貸し借りの記録である。

これを確認することで原始社会の物々交換しかなかったという話は、絶対にありえないことだと認められる。

交換するものの価値は絶対に差があるし、片方が我慢して交換するということは一度の交換ならば発生はしても長期的には持続しないものだ。

長期的に交換を成り立たせるためには、交換したいものの佐分を記録しておく必要がある。

それが物々交換した者同士による通貨の発生になる。

こうした経済が成り立たないと人間の生活は成り立たない。


通貨という言葉を大きく定義すると、すんなり理解できるのではないだろうか。

国家が発行するものだけが通貨という定義ではなく、交換の価値の差分、貸し借りを記録したものと定義すれば、通貨はいつの時代でも存在してことが理解である。

その形は今現在では証明できないかもしれないが、証拠として現物が残っていなくても、その形態があったであることが推測できれば、物々交換経済などありはしなかったことが想像できるのではないだろうか。


このようにに人間に基本はまず衣食住であり、それを支えたのが共同体と経済である。



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