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プロローグ

 ー星紡ぎの魔法使いは時の町から出てはならないー


この世界にはこのような決まりがあった。昔はそんなものはなかった。違う属性や魔法を使う人々が仲良く、共に暮らしていた。けれど、ある日星紡ぎの魔法使いの魔法が暴走し、その世界全体の時を止めてしまった。何とか今の王が元通りにしたが星紡ぎの魔法使いは時の町に閉じ込められた。それからあの決まりが出来て、怖がられるようになったのだった…


「シエル!こっち手伝ってー!」

「はーい!今行きますよー!」


私の名前はシエル・エトワール。星紡ぎの魔法使いのトップの家系『エトワール家』の長女。そして転生者だ。前世は真面目に仕事をしすぎて過労死した。この身体の年齢は多分17歳だろう。朝はみんなで朝ごはんの支度をするから大変だ。でも小さい子の笑顔を見れるから忙しくても大丈夫だった。


「お姉ちゃん、そっちに卵ある?卵焼き作るのにもう一個必要で。」

「あー、ちょうど1個だけ残ってたよ!」


この卵焼きを作っている子はアマ・エトワール、エトワール家の次男だ。年齢は14歳だ。マジで料理うまい。


「ちょっとお兄ちゃん、またソーセージ焦がしたでしょ!やめてって言ってるじゃん!」

「ごめんごめん!ちょっと火加減間違えた☆」

「もう!私たちこの町から出られないんだから貴族来るまで物資は待たなくちゃいけないの!無駄にしないでよね!」


このめちゃくちゃプンプンなのはプッシエール・エトワール、エトワール家の次女だ。年齢は14歳、アマの双子の妹。現在反抗期中で、扱い大変。

そして火加減間違えてしまったのはエトワール家次期当主ブリヨント・エトワール、私のお兄ちゃんだ。年齢は18歳。マジで料理は下手すぎるから食べない方が命のためだ。


【二時間後】


「ふぅ、やっと片付け終わった~。マジで疲れた~!」

「お姉ちゃん、そんなんで疲れてたら呼び出しされたとき、身体もたないよ。『軟弱、軟弱~!』って言われていじめられちゃうよ?」

「プッシエールはひどいこと言うな~、私泣いちゃうよ?」

「泣いても誰も困りませ~ん。」

「はぁ、可愛くな。」

『ヒヒーン』

「あっ、馬の鳴き声!お姉ちゃんソレイユ家が来たよ!早く行こ!」

「はいはい、急ぎましょ。」


ソレイユ家とは王の宝石の三権の一つで私たちが困ったときに外から物資は運んでくれる貴族。


「ソレイユ家だ、物資を運びに来たぞ。」

「毎回ありがとうございます、とても助かってます。」

「いえいえ、助かっているなら良かったです。」

この偉そうなのがジョーヌ・ソレイユ、ソレイユ家の当主だ。年齢は35歳。すごく偉そうにしていて(実際偉いんだが)、馬鹿にしてきたりもするから大っ嫌い!

そしてこの礼儀正しい美男子はオロンジュ・ソレイユ、ソレイユ家の次期当主で、私の幼なじみ。年齢は18歳。マジで当主と全然違うほど優しく礼儀正しい。ちなみに私は小さいころからオロンジュのことが好きだった。外のことをいっぱい教えてくれて色々と助けて貰っていていつの間にか好きになっていた。


「オロンジュ、久しぶり。学校はどう?」

「順調かな、でも女の人が休み時間の度にしゃべりかけてくるから疲れるんだよね。それもシエルみたいにためになりそうな話じゃないくてファッションばっかりで退屈。」

「大変ね、それなら裏庭とかに逃げてみたら?そしたらいけるんじゃない?www」

「何笑ってんだよ!大変なんだよ!w」

「いや、意外だなって思って!そういうの凄く得意そうなんだもんw想像してたらツボりそwww」

「おい、想像するなwww」


でも世界に危機が迫っていることを誰も知らなかった…


《続く》

どうも、花見丘あんです!ついに2作目!はじめましての人ははじめまして!ちなみに1作目は『転校生は私の推しでした!』です!そっちは後書きを雑談コーナにしてたんですけどこっちは隠れ設定をやっていきたいと思います!次回からやりまーす。ではまた次回で!

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