表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
遠回り

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

848/903

人型魔物ダンジョンの踏破報告

「じゃあ、ダンジョンコアも回収したし、封印されていた悪魔もこの女神像からいなくなったな」

 シミリートが、女神像を元々あった祭壇に戻した後に現状を整理する。


「ま、指示されたことは達成したという報告をするとして。悪魔や女神像のことをどうする?報告するの?」

「カミラの言う通りだよな。本当は最奥のものには触るなといわれていたからな」

「最近にできたドラゴレシエ国が、ラウキアの召喚主の敵国ということはないからな。ラウキアを使いたいという話よりも、触らない方が良いと思われる封印された何かがいるということしか伝わっていなかったのだろうし」


「少なくとも脅威と思っていたのだろうけど、それを解決したと言うとややこしくなりそうだし、黙っておこうか」

「そうね。無理矢理にダンジョン踏破させられているのに、そこまで素直になる必要はないわね」


「このまま戻っても、また馬車の中で食事になるのでしょう?しっかりダンジョンの中で寝たり食事をしたりしておきましょうよ」

「カミラの言う通り!」

 ヨルクの言葉もあり、このダンジョン最奥の広間でジーモントが調理を始める。



「で、魂の配分は?」

 すでに姿が消えて依代に戻っているギアマが、話をしてくる。

『それは我の取り分である!』

 ベリスも言ってくる。

「まぁ、ラウキアも増えたことだし、見直す機会ね」

「その武器で倒した魂は、その悪魔の取り分ってすると、ギアマが怒りそうだな。その短刀、戦闘には使わないから」

『そうだ、そのやり方はダメだ』

「ま、ギアマの言い分というよりは単に公平ではないし。もう良いわよ。均等にすれば。三等分よ。文句があるならあげないから」

 悪魔達にはユリアンネが決定した方法に従うしかないようで、一番文句がありそうなベリスからも反対が出ない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ