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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
風花の中つ国

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式神

「これは何とも」

 陰陽師サン・アーチャーが発動した式神と、ユリアンネが発動させた角兎(ホーンラビット)の≪幽霊≫でのゴーストを戦わせているのである。

 ≪骸骨≫でのスケルトンは式神の勝利、≪腐肉≫でのゾンビでは同等レベルであったのでゴーストで試すとゴーストの勝利であった。


「式神も色々な段階があり、今のはソコソコ簡易に製作した物ではあったが」

「この死霊魔法は、元の魔物の肉体や魔石が必要です。でも、式神はそれらが不要なので利便性が高いですよね」

「逆にそれだけ自身の魔力を込める必要があるので、他の魔石を流用できる方が良いことも」

「なるほど、確かに一長一短ですね」


「それと、この簡易な式神は一度きりの使い捨てなので、命令で単なる魔石に戻せるゴーストなどは便利に思えるな」

「逆に使い捨てではない式神もいるのですね」

「その使い魔シルヴィスと悪魔ギアマの中間のようなもので、契約した疑似生命であり、子孫に引き継ぐことも可能と言われている」

「伝聞調ということは……」

「失われた技であり、わしには再現できなかった。しかし、目の前でシルヴィスやギアマを見せて貰ったことで、少し希望が出るかもしれない。まだまだ死ねないな」

 どこまで本気でどこから冗談なのか分からないので、適当な笑顔で返すユリアンネ。


「さて、いつまでもお嬢さんを拘束するわけにいかないな」

「こちらこそ、いつまでもすみませんでした」

「他にこの中つ国で学びたいことは無いのかな?」

「中つ国でなくても良いのですが、精霊魔法についても興味があります」

「探究心があるのは良いことだ。若者の特権、でもないか。わしも負けずに頑張るぞ」

「はい、お互いに頑張りましょう」


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