表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
風花の中つ国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

620/872

ツキノハラの悪魔2

「シャドウ、フェザー。あいつは敵で良いんだよな?」

「そうです!私達の先祖が封印していた悪魔です。この神像に祈り、護摩を焚いて封印をし続けていたのに、神像が失われていたから封印が解けたのかも」

「で、あんたら何を話していたの?あいつは私達の言葉も中つ国の言葉も話すと言うこと?」

「そうみたいですね」


『そうなの?』

『我々はもともと異界のものだからな。この世界の誰とでも話せるぞ』

 ユリアンネが手元の悪魔ベリスに裏取りをする。


「そこの女!そこに悪魔の封印されたものを持っているのか!?」

「だったら何?」

「それを寄越せ!封印を解いて我が眷属にしてやる」

「嫌よ。どうももっと便利に使えそうなんだから」

『何だと!』

 ベリスの言葉は無視するが、空中に浮いた悪魔はユリアンネに対して≪衝撃波≫の攻撃をしてくる。


 ユリアンネは≪結界≫を発動して身を守りながら、≪雷撃≫で反撃する。

「何!やるな」

 ダメージを受けた気配の悪魔は≪病≫を発動して来るため、≪強風≫で払い除けて≪氷結≫を発動する。


 その攻防を見た仲間達も、明確に悪魔が敵であると判断する。シミリートは≪頑丈≫のダガーを投擲し、ドロテアは≪火炎≫や≪氷刃≫などの攻撃魔法を、ゾフィ、ノース、ブラック、スカイは矢を射る。

 フェザーとストームは精霊魔法で石を投げつけているようである。

 気になるのは、サンダーが何か唱えながら両手を次々と組み換えて気合いを入れて、悪魔に何らかのダメージを与えている気配なことである。


「面倒な!」

 悪魔は≪骸骨≫魔法でスケルトンを数体生み出して来るので、遠距離攻撃の手段を持たないジーモント、ヨルク達だけでなくシャドウも参戦する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ