表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
ストローデ領
547/854

秘密基地の混雑

「シミリートさん、皆さん、申し訳ありません」

 ゼバスターが先に馬を走らせて、“選ばれた盟友”の“秘密基地”に駆け込む。

「どういうことですか?先ほど、フスハイム子爵の使いに付いて行ったばかりではないですか」


「そんな!え!」

「もう今更だよな。侯爵家の御当主様がこの基地でお休み頂いているのだし」

「そうよね、隣領の伯爵様がいらしたって、ってワケにいかないわよ。片付けできることはしないと」

「ゾフィ、いまさら焦るなって。どうせ俺達は違う部屋に引っ込んでいることになるのだし」

「ヨルク、またシミとユリに押し付けようと思っているんでしょう」

「そういうカミラもそう思っているんだろう?」

「ま、フェルバーさん達も、ってなれば私達なんて邪魔なだけだしね」


 小山の領主館から連れて来たインリート夫妻。寝たきりだったのを解毒で起こしたのは良いが、その後の移動で無理したのか、やはり寝込んでいるインリート。ユリアンネがポーションを飲ませたり回復魔法をかけたりは行っているが、元々が高齢で病床だった相手である。

 客間っぽい部屋に夫婦で居てもらい、ユリアンネが治療に、ジーモントが食事を持って訪れるぐらいの関係にしている。


 領主館に向かう際の留守をお願いした魔術師団の皆が泊まる部屋はないので、庭で野営する感じになってしまっている。

 流石にフェルバーとニキアスを庭に、とはできないので部屋を与えたし、既に嫡男デレックとそのお付きのゼバスターも居着いていたので、シミリート達の男性陣は地下室に居室を移動する羽目になっている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ