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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
ストローデ領
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トリアン状況の共有2

 ラルフとアマルダを部屋に残し、仲間に連れられて食堂に移動したユリアンネ。

 そこではシャドウとフェザーの兄妹、クロリス商会のウィンデルたちが居た。

「お久しぶりです」

「元気だったか?」

「ユリ、大事な人のこと聞いたわよ。ご愁傷様だったね」

 昨日に会えていたのはジーモントだけであり、残りのメンバが互いに久しぶりの挨拶をかわす。


「シャドウ、帰国が遅れて大変だな。手紙か何かは出せないのか?」

「一応はウィンデルさんたちの伝手で、陸路経由で違うところを通って届けられないか試して貰っています」

 シミリートの問いに横からフェザーが答える。

「そうか、それは良かったが、いつまでもこのままとは行かないよな」

「そうなんです……」


「ま、この街で育ったお前たちが帰って来たのなら、俺たちはもう用済みだな。そろそろ王都のクロリス様に状況の報告にも帰らないとまずいだろうしな」

「ウィンデルさん、長くお世話になりました。ありがとうございました」

 こちらでもシャドウも頭は下げるがきちんと言葉にできているのはフェザーである。

「いいんだよ、中途半端なことをするとクロリスさんに叱られるからな。それに、商会の荷物護衛は、トリアンを脱出するつもりの冒険者たちに任せることができたんだし」


 流石に朝からお酒にはならないが、それなりの長旅を共にしたこともある仲間の再会であり、それだけ会話がはずむ。その雰囲気もユリアンネの気持ちの回復に効果があるようで、みんながその様子を伺って安心している。


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