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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
元薬学部受験生
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他冒険者

領軍に勧誘されたこともあり、シミリート達は翌日の行動時にも他の冒険者のことがいつも以上に気になる。


アーツとも呼ばれる武技は、魔力を消費する技であり、見方によっては魔法の一種とも言える。魔力操作が出来ないと習得できないところも同じである。

そのため、武技が使用できることの是非が、ベテラン冒険者とも言われる銅級、Cランク冒険者への昇格との違いにもなっているようである。


その武技を発動できている者は21階層では少ししか見かけることが出来ない。魔法使いはさらに少ないようである。

「やっぱり、この階層で武技を使える奴や魔法使いはほとんどいないな」

「そうね、ヨルクの言う通りね」

「シミが抜けたらこのパーティーは解散かな。私たちは細々と続けられたら良いのだけど、特にユリは他の冒険者パーティーやクランに誘われるんじゃない?領軍の時みたいに」

「カミラ、やめてよ。私が薬師を頑張りたいのを知っているでしょ?魔法使いで成長したいわけじゃないのよ。確かに便利だし新しい魔法が使えるようになるのは楽しいけれど」

「分かっているけれど、もったいないわよ。良い待遇で大規模クランにも誘われると思うのに」

「もうこの話はおしまい。ほら、ゾフィが次の魔物を見つけて来たわよ」


冒険者は日頃行動する者同士が集まって数人程度のパーティーを組むのだが、それよりも大規模な集団、クランというものを組織している者達も居る。

パーティー同士で攻略階層ごとに仲間の融通をするように、互いに不足している能力や物品の融通をする等、クランの規模に応じてできることは異なるが、この迷宮都市にはいくつかの大規模クランが存在している。

大きな屋敷で共に寝起きをする、ベテランが若手を指導する、大人数が必要となる強い魔物の討伐依頼をクランとして受ける、鍛冶屋など商業活動もクランとして実施している等々をしているところもある。

またダンジョンで到達できた最深階層をクラン同士が競ってもいる。


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