表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王国防衛
411/856

フスハレからの再出発3

 モンヴァルト山脈の麓の森を抜けて裸山になるところで、シミリートたちが魔術師団員たちを先導して進む。

 前回のようなハイオークファイターたちとの遭遇は発生せず、少し進んだところで冒険者たちの集団が待機しているだけであった。


「おう、思ったより遅かったじゃないか」

「すみません、ちょっと魔物たちと戦って来ていましたので」

「冗談だよ、約束は昼というだけだ。まだ太陽は上にいるさ」

 シミリートが先輩冒険者たちに揶揄われていた後、中隊長のフェルバーと副官のニキアスがその冒険者たちに挨拶をする。

「あなたが有名な“流星”エックハルトさんですか。それと精霊魔法使いのシグランさん。どうぞよろしくお願いしますね」

「随分と腰の低い隊長さんだな」

「エック!」「失礼しました。はい、どうぞよろしくお願いします」

 相変わらずエックハルトは色々と緩く、シグランに手綱を握られている。


「お二人をはじめとする、この数十人の冒険者の皆様。心強い限りです」

「本当はここから上に登るなら熟練の冒険者だけを集めたかったんだが、な。ここより上はBランク以上の魔物だから本当は銀級以上が良いのだが、そんなに居ないから銅級による数の勝負だ」

「では皆さんは銅級以上ということで?」

「まぁパーティーの一部に鉄級も混ざっているが、それはパーティー内で面倒見る前提だから心配しなくて良いさ」

「なるほど」

「ほら、あそこ。確かあのパーティーには鉄級も混ざっていたはずだが、Bランクのハイオークアーチャーを相手に何とかなっているだろう?」

 集合場所から上、これから進んでいく方向で、すでに上位ハイオークの排除を開始しているようである。


「では皆さん、あらためてよろしくお願いします。出発しましょう」

 それを見たニキアスは、さらに上に登っていく号令を出す。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ