表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王国防衛
400/853

不死者ダンジョン進行

 不死者ダンジョンの地下2階を進む一行。地下1階は洞窟タイプであったが、地下2階は石が積まれた通路タイプである。

「ごめんなさい……」

「まぁ慣れるまでは仕方ないわよね」

 地下1階で遭遇したスケルトンは、死体とはいえ肉はなくて骨だけであったので、慣れないドロテアも怖さだけであった。しかしこの地下2階で遭遇するのはDランク魔物のゾンビ、腐敗した肉がついている死体であり臭いもきつい。慣れていないと嘔吐してしまう。


「ユリ、遠目に見つけたときからどんどん燃やしてくれ。テアもできる範囲で良いから頼むな」

「わかったわ。でも、一応地下2階にゾンビが出るのは情報通りなのは良かったのかしら」

「どうせならそこは情報通りでない方が、鼻が曲がらなくて良かったのだがな」


 その期待通りというべきか、地下2階でもその先に進むと今度はCランク魔物のマミーに遭遇する。

「臭いはないのが助かるが、この包帯野郎はしぶといな」

「乾燥しているからゾンビよりも効果あるはずよね。ちょっと待って」

 ユリアンネとドロテアが火魔法≪火槍≫や≪火炎≫を使用すると、やはり弱点であったようで効果が高いようである。


 シミリートとユリアンネは銀級冒険者でありBランク相当ではあるが、ジーモントたちはまだ鉄級冒険者でありDランク相当であるので、Cランクであるマミーには少し手間取る。

 カミラが王都で購入したショートソードは氷をまとう魔剣であったので、少しは多めにダメージを与えているようである。

「だけど、炎のショートソードの方が効果が高かったはずよね。残念だわ」

「そうは言っても、モンヴァルト山脈の地龍(ドレイク)飛龍(ワイバーン)が炎のブレスだから氷が良いって選んだんだよな」

「そうよね。両方買えるぐらいお金があれば良かったのだけど」

「そんなことを言って。水属性、火属性の次は風属性って欲しくなるだけだろう?」

「う……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ