表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王国防衛
373/855

山脈への挑戦2

 幸いにして、先に倒したハイオークの肉を食べる昼食をハイオークに邪魔されることはなく休憩が終わる。

「話に聞いていたよりハイオークの出現が少なそうですね」

「騎士団が減らしたということかな」

「ま、いずれにせよこのまま東に進むしかありませんが」

 中隊長フェルバーと副官ニキアスが話し合っている。


「ニキアスさんたちらしくないやり方だったわね」

「まぁこの先で遭遇する魔物たちの様子見をしたかったんじゃない?」

 ユリアンネとシミリートも再出発した集団の先頭を進みながら話をしている。


 その後も何度か魔物とは遭遇するがハイオークばかりであり、またこちらも怪我程度であるので、ユリアンネとドロテアの回復魔法もしくは傷回復ポーションの使用を行っている。魔物が多い山脈越えが控えているため、高級ポーションが不要な場面では、ユリアンネの回復魔法の出し惜しみもできないとの判断である。


「やっと森を抜けるわね」

「山脈の東側では、森を抜けて裸山になる場所で上位ハイオークと遭遇だったよな。ニキアスさんたちにも再度念押ししておく」

 集団としては山を登る移動を行いながら、先頭にいたシミリートが集団の中程に戻って行く。

 その隙を突かれたわけではないだろうが、矢と攻撃魔法がいくつも降ってくる。

「敵襲!」

 ユリアンネとドロテアは各々が騎乗する戦馬のゼラとペルルに回避は任せ、攻撃して来たハイオークアーチャーやハイオークメイジに≪火槍≫≪火炎≫を飛ばす。


 まだ全員が森から抜けて来ていないが、出て来たものから同じく攻撃魔法を飛ばしつつ、≪結界≫魔法で矢を防ぐ盾を空中に浮かべ、≪土壁≫≪石壁≫などを前方に作り出す。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ