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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王国防衛
340/857

フィノイス防衛

 フィノイスを取り囲むビザリア神聖王国軍に対する戦闘はもう少しだけ続いたこともあり、翌日以降も神殿には怪我人が運び込まれ続ける。


 ユリアンネが≪回復≫をきちんと使いこなしていることを見た神官は、休憩時間に貸した魔導書を返却に来てお礼を言うユリアンネに対して

「引き続き精進して、皆に役立てなさいね」

と言うだけであった。


 仲間達は高級品のポーションを使用する相手もそれほどいるわけで無いので交代制にする。残ったメンバが街に薬草を含めた消耗品の買い出しに行ける。

 街の中も、敵に長期間囲まれていたのが解放される見込みとなった浮かれた雰囲気である。食料などもステフェン方面からの物資搬入ができることになったことから、使い惜しみする必要もなくなり屋台などが復活したというのもある。


 残念ながらユリアンネは中級回復魔法も使えるようになったことから、余計に多くの怪我人をみることが可能になり、魔力回復ポーションも併用してしまうので交代者が居ない。本人にすると怪我人を治療することで皆に貢献できている実感があることと、習得したばかりの魔法の習熟のためにも丁度良い。

 ドロテアも初級回復魔法≪治癒≫を習得したところであり、良い練習であると本人希望で神殿に残って頑張っている。



 “選ばれた盟友”が戦闘に加わらず治療行為に専念していた頃、街の外での攻防でモンタール王国軍は順調であり結果としてビザリア神聖王国軍を撤退させることに成功する。

 そして、戦後も少し続いた治療行為が落ち着いたところで、戦後処理にも目処がついたフェルバー隊長やニキアス副官と共に王都に帰還する。


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