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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
元薬学部受験生
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6人最後の長期攻略2

今月の21階の構造は南西の端に近いところに入口があり、22階への出口は北東の端に近いところにあるようである。

この21階が草原であることは毎月変わらないため、大きな迂回などは必要ないことが期待できる。


草原であり地形的な苦労は少ない上に地図を購入できることは今までもあったのだが、問題は20階までと違う魔物の強さ、Cランクに対応できる力が自分たちにあるか、である。

ペンダントが銅色であり少なくともDランク魔物には対応できると期待される、つまりDランク、鉄級冒険者の実力があることは推測され、実際にその戦闘力を試験された結果でシミリートは衛兵に採用が決まったのである。事実6人とも冒険者証も木級から鉄級には切り替わっている。


早朝にダンジョン入口に集まった6人は混み合う場所を避けるためにまず21階に転移してから互いの装備を確認する。

「食料は、最低限にして来たぞ。敵を倒して美味い肉を食べる前提だからな」

「ヨルクはハイオークが好きよね。まぁ数日分の食糧なんて荷物になるし、水はユリに出して貰う前提で、なるべく身軽に先に進む方が良いわよね」

「あぁ、仲間に魔道具屋の子供でも居たら魔法の収納袋を用意して貰えたかな」

「シミは毎回それね。武器屋ほど魔道具屋の数は無いでしょ?」

互いの実家の職業の話をしながら笑いあうのも、この6人では最後かと思いながら空元気で先に進む。


そしてユリアンネも黒ローブと魔法発動体の(スタッフ)に背負い袋と、腰に薬瓶用ポーチと短剣(ダガー)を装備している。

ローブの色としてそれなりに街中では普及している黒色ではあるが、昼間の草原では目立つ。前世の記憶で迷彩色の存在は何となく知っているが、販売もされていないし、作って貰うにも詳しい説明が上手くはできないため、諦めている。


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