表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活
281/852

ポルダの村

 微妙な距離で野営もしたくないので、早朝に王都を出発して目的の村に向かった8人。


「やっと到着かな」

「前のオークの村、イニヒェンよりも田舎ね」

「盗賊も、あまりに王都に近いのは避けるだろうしね」

 冒険者ギルドで貰った簡易な地図が無いと、ほぼ森で見通しも悪く、丘程度の起伏があるこの場所にたどり着くのも困難と思える場所であった。


 村の入口で村長宅を教えて貰い4頭の馬を連れて向かう。

「よくお越し下さいました!ポルダの村長でございます」

 シャドウ達の馬、ホーの大きさは目立つため早々に馬屋に連れて行き、あらためて大きな部屋で村長と対面する。

「それで、盗賊の人数はどのくらいなのでしょうか?また頭目がグレートベアという黒髪の男という以外に情報は?」

「はい、村にやって来て食料などを提供するように指示してくるのは今は5人ほどですが、最初は10人ぐらいで来ました。その最初の時に一番偉そうだったのがそのグレートベアという男でした」

「最初の10人のとき、弓矢の男達はいましたか?馬は何頭ぐらい?」

「いえ、剣や斧の男たちでした。それと馬に騎乗しているのはそのグレートベアという男だけでした」


「この村で戦える男の人は何人ぐらいですか?あ、実際に戦うというよりは男手の数です」

「そうですな、30人も居ないぐらいです。ですので、戦い慣れた10人には立ち向かえないと」

「あと、盗賊の隠れ家の場所の心当たりはありますか?」

「はい、おそらくあの丘の洞窟ではないか、くらいの推測はありますがもしもが怖くて近寄ってはいません」

「わかりました。今夜は集会所あたりを拝借し、明日から探索することにします」

「では今夜は宴でも」

「いえ、勘付かれても面倒ですので、普通の食事をいただけたら」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ