表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活
274/854

間引き進行2

 魔の森の魔物に対する間引き依頼への参加中であるが、実戦訓練としてハイオークを相手しながら進む“選ばれた盟友”の6人。


 しかし5日目になると、ハイオークだけでなくBランク魔物のハイオークファイターが混ざり出して来た。

「流石にこうなるとちょっと苦しいな」

 銅級であるシミリートとユリアンネが居ても、彼らよりも格上のBランク魔物が2体以上いるとかなり厳しい。

 ユリアンネが≪土壁≫でハイオークファイターをいったん隔離した間に、≪氷刃≫などの攻撃魔法を発動しつつシミリートが≪麻痺≫や≪吸血≫の短剣投擲を織り交ぜ、さらに仲間達が相手しているハイオークにも≪魔力矢≫で注意をそらさせて隙を作り出している。

 これだけ手札を使い切るような戦いを連続して行うことは難しく、戦闘ごとに休憩をしっかり入れるようになった。幸い味方に大怪我をする者は発生せず、ユリアンネの初級回復魔法≪治癒≫で治る程度で済んでいる。


「やっぱりBランクの肉は美味いな」

 昼食に焼いたオーク肉に対するヨルクの発言で笑顔を取り戻せる余裕は何とかある6人。

「このままでは厳しいな。どうする?」

「予定ではもう1日あるのよね?このまま進んでBランク比率が上がって来ると流石に無理ね」

「真っ直ぐ進むのは諦めて、真横に行ってみるか?もうここまで来られるパーティーも少ないだろうし」



 そこへガサガサとかなり大きな音を立てた集団が近づく気配がある。敵味方どちらかもわからないため、かまどの火を消す間も無く、自分たちの武器を手に持ち構える6人。

 昼食場所にしていた少し木の少ない開けた空間にまず現れたのは、今までのハイオークファイターよりも巨大なオークであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ