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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活
262/856

イニヒェン村のオーク退治3

オーク襲来の後片付けをした後は、食事をとってから再度睡眠をとる冒険者一行。

目覚めた後は、オークに夜襲をかけた方向以外にもオークの痕跡や残党がいないかを手分けして探索を行う。

さらに一泊してその翌日の昼まで探し、何もなさそうであることを確認できた3日目の朝に王都に向けて出発する。

村長に依頼完了のサインを貰った上である。


帰りの馬車も、引き続きユリアンネとゾフィが御者台に座っている。

「お前たち、期待以上の活躍だったな。特に、ユリアンネだったか?魔法使いの彼女とお前シミリートは。シミリートはポーションの大盤振る舞い、それに大きな魔法の袋。なかなかの稼ぎなんだろう?」

「はぁ、まぁ」

共にユリアンネの物であるとは言えないため誤魔化すしかないシミリート。

「2人が銅級の実力があるのは良くわかった。ただ、他の4人も悪くなかったぞ。クランの上役たちにはちゃんとこのエカード様がアピールしておくから、クランに入りたくなったら“灼熱の冒険団”に来るんだぞ!」

「ありがとうございます。今後のことはゆっくり皆と相談して決めていきますね」


夕方に王都に着いた後、冒険者ギルドでオークの死体も納品し、元々の村を守る報酬も含めて2パーティーで分け合った後は、屋台で夕食になるものを購入して家に帰る。

「あの先輩冒険者、口は悪かったけれど、まぁ良い人だったな」

「そうだな。それよりもあの村長が食わせ物だったな。冒険者ギルドに、嘘とまでは言わなくても誇張した情報で派遣を急がせたんだろう?」

「まぁ、結果としてはそれで村も助かったのだし、ある意味では村人のためになる行動なのかも。単なる正直者ではやっていけない立場なんだろうね」

「それと、報酬は微妙だったわね。ヨルクはオーク肉と、オークの武器だった屑鉄を貰ってホクホクかもしれないけれど、ユリはポーション分だけ損した感じ?」

「まぁ元手はそれほどではないし、怪我した人を放置して後悔するより良かったわよ」


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