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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活
260/855

イニヒェン村のオーク退治

「まずい、何かあったか」

戦闘後であり、どちらかというと少しゆっくりめに移動していた冒険者達であったが、村に何か発生したことに気づくと順次駆け出す。

ヨルクのように足が遅い者もいるため、はやく行けるものから行くことになった。


重い防具も着ていなく、大きく嵩張る杖スタッフを魔法の収納にしまったユリアンネははやい方になる。また衛兵として走り込みで鍛えていたシミリートも、装備は重いのだが盾と武器類だけでも魔法の収納にしまうことで同じ速度で走っている。

その後ろ、ある程度離れたところでジーモントも盾などを魔法の袋にしまうことでついて来ている。

“灼熱の冒険団”の6人では、装備の身軽なヤネスとヤンゼン、そして両手剣を魔法の袋にしまったエカードも先行している。


「見えた!」

村の姿が見えた頃には、金属鍋を打ち鳴らしていると思われる音も大きくなる。

格子状の柵の向こうでは、何体かのオークが棍棒を持って民家を打ちつけている姿も見える。

「やばいぞ、すでに侵入されている!」

オークが破ったと思われる塀の隙間を通り、村に駆け込む先発隊。


「とにかく倒せ!」

エカードも全体像が見えていないので、見つけたオークから倒すことを選ぶが、

「あそこ、戦っているところから助けるぞ!」

と、シミリートは冷静に家の扉を破ろうとしているオークよりも、村人と対峙しているオークを優先する。

この段階ではユリアンネも魔法の出し惜しみはできないので、≪氷刃≫でダメージを与えるだけでなく≪魔力矢≫で注意を逸らしたり、≪土壁≫で視界や行方を防いだり、多くの魔法を多発する。


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