表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活
242/849

シャドウの怪我

前日の神殿での露店市場ではほぼ買わなかったのに、このガラクタ市場では安いということもあり色々と購入して来た仲間達。

家に帰り作業部屋などにそれぞれの戦利品を並べているところへ、シャドウとフェザーが帰って来た気配がする。


「ユリ!帰っている!?助けて!」

フェザーが呼ぶので裏口に急ぎ向かうと、シャドウがよたよたと倒れ込む。家に帰り着いたので気力が尽きたのか動く気配がない。

かけていた上着をめくると、背中に大きく切り裂かれた傷がある。慌てて傷回復ポーションをいくつも振りかけつつ、≪治癒≫魔法を発動し、何とか意識を戻したシャドウに念のために解毒ポーションも無理やり飲ませる。


動けるようになったシャドウを広い食堂に連れて行き座らせる。

「どうしたんだ?大丈夫か?」

「あぁ、傷はお陰でもう大丈夫だ。助かった」

「それだけか?良いんだな」

「あぁすまない」

「分かった」

シミリートが代表して確認するが、兄妹達はそれ以上を話すつもりが無さそうである。


「じゃあ、飯にするか!」

「って、皆で買って来たものばかりじゃない!」

「最近のジモの挑戦、もちろんだいたいは美味しいんだが、たまに俺には合わないものがあってな」

「何だと。そのときに言え。ドワーフに合わないのか、ヨルクに合わないのか」

「そうやって深く聞くから面倒で嫌なんだよ。普通に美味しく食べさせろよ」

ヨルク達の強引な話題転換ということを分かっている仲間達はそれに乗る。

「そうだ、今日も露店市場に行ったのよ。フェザー、後で服を見に来てよ。色々とあったのよ」

「あ、私も見覚えのない製薬方法っぽいのを見つけたの。フェザー、一緒にみましょうよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ